世に言う、蚊に刺されやすい人。血液O型、ビール好き、汗っかき・・・。
この記事は、「なぜ、私たちの仲間に、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいるのか」の問題に、まじめに取り組んだ研究者の話（詳細は科学雑誌「Plos One」に掲載された）。
研究では、体質、年齢などの条件を一定にするため、双生児を被験者に選んだ。さらに、人の体臭の揮発成分（化学物質）は遺伝子によってコントロールされていること。一卵性双生児として生まれた子供は、二卵性双生児とは異なり、互いに共通の遺伝子を持つようになること。この２点が研究のカギ。２種類の双生児の被験者を対象とした実験を繰り返し、蚊の好みは特定の遺伝子に依存していることを突き止めた。ただし、好みの遺伝子に関連した化学物質を明らかにするまでには至っていない。
研究者は、さらにこの研究を進め、新たな「蚊の撃退法」の開発につなげたいと考えているとか。
（写真は添付のBBC Newsから引用）
