ヒロシのWorld NEWS

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自然

2万年前、オオカミにDNA変化:こうしてイヌに進化した! (BBC-Science & Environment, July 19, 2017)

魔女 (witches) のホーキの後ろに乗って、空を飛ぶのが黒猫 (cats) なら、風を意のままに操る北欧の全能の神オーディン (Odin) に従うのは、イヌ (dogs)。そのネコとイヌが大いに暴れ出すと、「It rains cats and dogs.(どしゃ降り)」となる。 しかし、不思…

噛みつくアリだって役にたつ?:羽アリは天気のバロメータ! (BBC-Science & Environment, July 18, 2017)

とんでもないほど無責任でルーズな貨物検査が、とんでもない災いをもたらした。コンテナ貨物船が寄港する港は、南米原産の「ヒアリ」またの名を「アカカミアリ(Red fire ants)」で大騒動だ。この外来種のアリは腹部に毒針を持っていて、スズメバチのように人…

おせっかいはいや!:あたしをほっといて! (BBC-Newa, July 7, 2017)

ことばを覚えたての子どもは「あれ何?、これ何?」と、しつこく親に聞く。また、子どもでもないのに、他人のことを「あれ、これ」と詮索するのが大好きな人もいる。 そんなとき、Englandでは「Lay-overs for meddlers.(あんたには関係ないことでしょ)」と言…

カエルの王国:6,600万年前、小惑星が地球に衝突して出現 (BBC-Science & Environment, July 3, 2017)

アマガエル (hyla) は、なんとも愛嬌のある顔をしている。この季節、窓カラスや小枝の葉っぱに張り付いて、人にまとわりついては血を吸う蚊や、害虫アメシロの幼虫を、パクパク食べてくれる。その仕草も面白いので、つい見入ってしまう。 昔の人も、よくカエ…

こんなに尽くしているのに、殺すなんて!:ミツバチの受難 (BBC-Science & Environment, June 29, 2017)

ミツバチ (bees) の一生は短い。それでも、せっせと花の蜜を集め、植物の受粉(pollination) を手伝う。それなのに、人間は容赦なく農薬 (殺虫剤) でミツバチを苦しめ、その個体数を激減させて来た。 「European Commission (欧州委員会)」は、2013年、ミツバ…

ネコ(猫)は遠いむかしから制約が大嫌い!:何よ、私は私なの! (BBC-Science & Environment, June 19, 2017)

「猫が顔を洗うと、天気になる」と、子どもの頃に良く聞いた。猫には不思議な予知力がある信じていた古代人の思いのなごりのようだ。ただし、一方で、「猫に小判」、「猫かぶり」とも言い、猫の扱いにブレが見られる。 猫は、ときに甘いなき声でじゃれつくか…

巣作りは「早いもの勝ち」!:ミツバチと小鳥の世界のゲーム理論 (BBC-Science & Environment, June 13, 2017)

古いことわざに、「先んずれば、人を制す」とある。その出典は「史記- 項羽本紀」に書かれた「吾聞、先即制人、後即為人所制」。「先手、必勝」とも言う。 どうやら、これは「人との争い」や「戦い」、「剣道の技」に限らず、ミツバチや小鳥たちの世界でも、…

無敵(細菌)の敵は天敵!:救世主バクテリオファージの登場 (BBC-Science & Environment, June 8, 2017)

抗生物質 (antibiotics) は、患者の処方の他にも家畜の病気の予防・治療に大量に使用されている。イギリスでは、家畜に使われる抗生物質の割合は 40%。日本でも、魚の養殖から養鶏、養豚、畜産にと広く消費されている。 しかし、農漁業分野で発生した「antib…

なぜエベレストに登るの?:酸素ボンベを盗むため! (BBC-News, May 25, 2017)

"Why did you want to climb Mount Everest?" [なぜ、エベレストに登りたいのか?]と問われて、" Because it's there." [ そこに、その山があるから。]と答えたのは、イギリスの登山家「George Mallory (ジョージ・マロリー [1886-1924])。 日本人にとって雲…

フラミンゴの足は1本しかないの?:その立ち姿の謎に迫る! (BBC-Science & Environment, May 23, 2017)

動物園では必ずと言っていいほど目にするフラミンゴ (flamingo)。長い首から羽にかけてピンク色に染まり、これまた長い足で厳かに立つ。しかも歩くとき以外、地上ではほとんどいつも1本足立ち (one-legged standing) だ。もちろん、その姿勢で眠ることだって…

新種の植物遺伝子コードを探せ!:次世代の食糧・医療革新のために (BBC-Science & Environment, May 18, 2017)

天気予報。それはだいたい当たるが、予報が外れて大変な目に遭うことも少なくない。まして、数年あるいは数十年先の気象変動を正確に予測することなど、不可能に近い。 農業に携わる人は誰でも知っているように、作物の生育や病害虫の発生は気象に大きく左右…

ガラガラヘビにキスを求めた男:拒絶され、咬まれて大けが (BBC-News, May 17, 2017)

マムシは薄黒く、どことなく気味が悪い。その上、強烈な毒を牙に隠し持っている。ところで、西部劇に登場するヘビと言えば、ガラガラヘビ (rattlesnake)。Oxford の英語辞書 COD は次のように説明する。 "heavy-bodied American pit viper with a series of …

気候変動が花壇を襲い:伝統的なイギリス庭園が消える! (BBC-Science & Environment, April 26, 2017)

地球温暖化は世界中に異常気象と災害をもたらした。イギリスの天候にも異変が現われている。この数十年、スコットランドやイングランド北部の Cambria、Lancashire は豪雨と洪水に悩まされるようになり、逆にイングランド南部の Essexでは、強烈な熱波 (inte…

未知の力を秘めた野草:追われて、逃げて、たどり着いた先は! (BBC-Science & Environment, April 24, 2017)

地球は、広大な宇宙の中にあって、色々な生命体が互いにバランスをとり、あるいは支え合いながら生きている生息環境だ。どの生物にも、それぞれが誕生した理由があり、生き抜く権利があるはず。 小麦、米、野菜、果物などは、人類が野生種から改良し、育て上…

ノコギリエイをバリバリ食う:どう猛なオーストラリア海水ワニ (BBC-News, April 12, 2017)

野生生物 (wildlife) の世界では、時代劇や西部劇のように、悪人とヒーローとが明確に別れてはいない。自然は「predators (食うもの)」と「preys (食われるもの)」とが共存する、情け容赦のない苛酷な生態系だ。 その「predators (食うもの)」を単純に悪と決…

古来、風邪は風が原因:アルプスのフェーンも疫病神か? (BBC-Science & Environment, March 24, 2017)

上古の時代、風は「志那郡比古神(シナツヒコ)」が起こすとされた。その風は邪気をはらむとも信じられ、風邪や中風の原因は風にあると考えられた。 また、初夏から夏に掛けて奥羽山脈の西側から麓に吹きおろす風は、冷たく湿っていて、山背(やませ)と呼ばれた…

孤独のマンモス:絶滅した本当の理由が、今明かされる! (BBC-Science & Environment, March 3, 2017)

今から数万年前、マンモス (wooly mammoths) は北米 (North America) やシベリア(Siberia) に数多く生息していた。それが、約一万年前頃から人間の狩猟の的となって追い回され、さらに環境変化が重なって、約 4,000年前に絶滅したとされる。 しかし、マンモ…

Walesの蜂蜜の効能:ミツバチは全ての人間を幸せにしてくれる! (BBC-News, February 19, 2017)

蜂蜜 (honey) はチーズ (cheese) と似ている。種類が豊富で、値段も産地によって大きく違う。店頭では、つい、どれにしようかと迷ってしまう。 しかし、選ぶときのコツは、色と香りにありそうだ。新鮮な蜂蜜は、蓋(ふた) を開けた瞬間に、花の香りが漂う。 …

レタスが買えないって!:それなら野山で山菜摘みを(その2) (BBC-News, February 8, 2017)

Weeds (雑草) の語義を COD (12 ed) は" A wild plant growing where it is not wanted and in competition with cultivated plants."[ 生えて欲しくない場所に生えて、栽培植物と競合する草] と定義する。 「雑草のごとく」と形容されるように、その生命力…

レタスが買えないって!:それなら野山で山菜摘みを(その1)(BBC-News, February 8, 2017)

イギリスのスーパーでは、レタス (lettuce)、ズッキーニ (courgettes) などの野菜が品薄状態だ。このため価格が高騰し、多くの店が販売制限 (ration) までやり出した。野菜の生産国かつ輸入先のスペインが洪水と雪のダブル・パンチを受けたことに原因がある。…

栄養素の豊富な「super-foodキヌア」:インカ帝国の「母なる穀物」 (BBC-Science & Environment, February 8, 2017)

「キヌア(quinoa)」は、不思議な穀物(grains)だ。 今から7,000年以上も昔に、キヌアはすでにアンデス山脈の中腹「Lake Titicaca (チチカカ湖)」周辺で栽培 (domesticated) されていた。そこは、ほぼ富士山の高さに匹敵する標高3,812mに位置し、冷たい風が吹…

植物と人間の知恵比べ:片や、遺伝子コードを盗んで対抗  (BBC-Future, February 6, 2017)

人間が「熱い!」と感じるのは、皮膚に張りめぐらされた末梢神経に秘密がある。もちろん、そこでは触覚も働くが、神経細胞に埋め込まれた特殊なタンパク質TRPV1が熱感覚の重要な役割を果たす。TRPV1は神経組織のイオンチャネル (ion channels) で、「thresho…

走れバイソン、ロッキーの山々に地響きを!:勇猛果敢さを見せよ (BBC-News, February 6, 2017)

北米大陸の西にそびえるロッキー山脈はまさに雄大。その地に立つと、自然のスケールの大きさと懐(ふところ)の深さに圧倒される。かって、ロッキー山脈東側に広がる台地「Great Plains」一帯には 3千万頭の Bison (バイソン) が地響きを立てて走り回っていた…

魚のメチル水銀に要注意!:地球温暖化で毒性濃度が急上昇 (BBC-Science & Environment, January 28, 2017)

北半球の魚に異常が起きている。水俣病の原因となったメチル水銀 (methylmercury)の濃度が上がっているのだ。炭素 (C) と水銀 (Hg) が結びついた、この有機金属化合物(organometaric compounds)は、人体に極めて有害 (toxic)。とくに子どもの神経組織(nervou…

おまえもトランプか!:ややっこしい「トランプ」のはなし (BBC-News, January 18, 2017)

日本語で「トランプ」と言えば、英語の「cards」のこと。明治の始めの頃、日本人は、このゲームに熱中した西洋人が頻繁に「trump (切札)」と口にするのを耳にして、思い違いをし、「cards」をトランプとしてしまった。 また、「trump」には「trumpet (トラン…

自走ロボットのナビ設計:精巧なアリの脳神経回路を写し取れ (BBC-Science & Environment, January 19, 2017)

地球上の、どの生物 organisms) の器官・働きにも、目を見はるものがある。魚やイルカなどは水の流体抵抗を極力減らすために体型や皮膚の構造を進化させた。そして一部の昆虫や鳥は効率よく空を飛べるように骨の組織や羽・翼を進化させ、トンボ、カラスなど…

野鳥の生態系に異変:野に放たれた外来種ペット大いばり (BBC-Science & Environment, January 13, 2017)

我がもの顔の人間の、身勝手さと我がままと飽きっぽさから、野生生物の生態系が壊されることは多い。 釣りが好きだと言っては、近くの川や池にブラックバスを放流し、テレビアニメでかわいいと言ってはラクーンを飼い、面白そうな花だと言ってはセイタカアワ…

植物が都市に順応:コンクリートジャングルで独自の進化 (BBC-News, January 7, 2017)

アスファルト舗装を突き破って、次から次に芽を出すスギナ。小さなコンクリートの隙間にビッシリと根を張って生き抜くタンポポにヒメオドリコソウ。その生命力は並外れている。それもそのはず、植物は進化していた。 1995年にノーベル化学賞を受賞したドイツ…

気候変動だって!:そんなものに負けるもんか、野生生物 (BBC-News, December 28, 2016)

温暖な冬と悪天候が続く夏。これがイギリスのお天気の定番 (norm) になってしまった。とくに 2016年は各地で大雨、洪水が相次ぎ、「気候の不安定な 10年間 (unsettled decade)」で最悪の年であった。 野生生物 (wildlife) は、この気候変動に加え、イギリスで…

それってアリ?:噛みついて、刺してヒトを殺す蟻(アリ) (BBC-News, December 8, 2016)

イソップ物語の「The Grasshopper and the Ants (アリとキリギリス)」に登場する蟻(アリ) は働きものだ。冬に備えて、せっせと動き回る。その性格は、享楽的なキリギリスと対照的に描かれる。この物語を読むと、アリは善良で誠実な生物のようにも思えてくる…