ヒロシのWorld NEWS

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自然

花粉症のアレルゲンDNA解析:言い逃れができなくなる! (BBC-News, June 21, 2020)

花粉症 (hay fever)はつらい。はじめは眼が痒(かゆ)くなる。次にくしゃみ、鼻水が襲って、ティッシュの箱が離せなくなる。その後、一転して、鼻詰まりに苦しみ、最後は、喉の不快感と咳(せき)に悩まされる。まさに「踏んだり蹴ったり」とは、このことだ。 花…

「花咲かブンブン」の魔術:ほんとうに花が咲く! (BBC-Sci & Env, May 21, 2020)

「枯れ木に花を咲かせましょう」。これは誰でも知っている、昔話「花咲か爺さん」の一節。ところが、枯れ木ではないが、本当に、植物に花を咲かせてしまう「魔術」があった。その魔術師は「花咲かブンブン」の「Bumblebees (マルハナバチ)」。 ミツバチの仲…

気の遠くなるような時間をかけて進化した生物:一瞬にして絶滅! (BBC-Sci & Env, May 26, 2020)

人類の祖先「初期猿人」が、樹の上から地上に降りて二足歩行を始めた約700万年−500万年頃、個性あふれる多くの生物も、互いに影響を及ぼし合いながら「進化 (evolution)」を遂げて、地球上の「生物多様性 (biodiversity)」が進んだ。 そして、生物は、その D…

ブラジル・コーヒーはなぜ苦い!:それは樹々の精霊の涙  (BBC-Sci & Env, June 2, 2020)

地球人として、非情な扱いを受ける人の姿には、心が痛む。強欲な人間が、ささやかな生活を営んでいる同じ「ヒト族 (Homo)」の、わずかな財産や土地、ときにはその命までを略奪するとは、なんとも情けない生物だ。 この数年、世界的な異常気象が続いたせいか…

プラスチック抜きの餌が食べたい:ノルウェーの国鳥の嘆き! (BBC-Health, May 20, 2020)

ヨーロッパで「水もぐり (dipper)」と言えば、「white-throat dippers (ムナジロカワガラス)」学名[ Cinclus cinclus]のこと。Norwayの国鳥に指定されている水鳥だ。全身が黒っぽいアジア系の「カワガラス」と違って、いつも胸元に白いナプキンをつけた、お…

コロナ危機が繁殖チャンス:したたかなScotlandハナウド属! (BBC-News, May 20, 2020)

この時期、山菜採りにバード・ウオッチングもいいが、野山は、何もしないで、ただ自然の中を歩いても、結構楽しい。しかし、気をつけないといけないことがある。それは、マムシでもクマでもない。いや、実はそれよりも怖いものだ。 一つは、漆(うるし)の木。…

Berlin大空襲を生き延びた「Saturn (サターン)」:Moscowで死す! (BBC-News, May 23, 2020)

「Saturn(サターン)」と呼ばれた「mississippi alligator (ミシシッピワニ)」は、数奇な運命をたどった。 生まれたのはUS (アメリカ合衆国)。すぐにドイツの「Berlin Zoo (ベルリン動物園) 」に寄贈される。それが1936年のことだ。 ところが、その後の1939年…

都会に棲み着く「都会キツネ」:ウサギなんか捕まえられるか! (RTE-News, May 7, 2020)

いかに「尾ひれが付く」とは言え、古代中国人が考えた、尾が9本の化け狐「九尾狐」は、人を煙に巻く話だ。その古い逸話が、朝鮮半島の百済を経て日本に伝わり、狐の妖怪や、狐の化けた女の話が民衆に知れ渡った。その際、日本に帰化した百済人(移民)が、「狐…

インベーダー「バックソーン」を必殺:春と秋に光を絶て! (BBC-Sci & Env, May 2, 2020)

我がまま、不埒(ふらち)で無知。その上、軽率な「ヒト属 (Homo)」は、ときに、とんでもないことをしでかす。 その昔、暇と金を持て余した一部の「horticulturist (園芸家)」もそうだった。日本から「イタドリ (Japanese Knotweed)」を持ち出して、自宅の庭に…

小さな野の草花に女神の微笑み:コロナ感染、外出禁止令の波紋! (BBC-Science & Environment, April 9, 2020)

人間は、自分こそが「全知全能の神 (The Omnipotent)」であると思い上げっているか、それとも、たた単に、他人が「白」と言えば、自分は「黒」と言いたくなるだけのことなのか、定かではない。 道路の道ばたや公園の外れの、わずかな緑地に生える「wildflowe…

花は蹴とばされても:泣くもんか、すぐ立ち直る!  (BBC-Science & Environment, April 8, 2020)

春が来て、可憐に咲き出す花々は、どんなに人の心を安らかにするだろう。しかし、花の命は短い。だから、人は、つい、花々は、か弱いものと思いがちだ。 ところが、それは間違っていた。 Portsmouth大学の Scott Armbruster教授らが UK, Europ, Australia, N…

赤茶のリスと灰色リス:どっちがマヌケ! (BBC-Science & Environment, February 26, 2020)

カナダの公園、大学のキャンパス、道路沿いの並木に植えられたカエデの樹々には、必ずと言って良いほど「grey squirrels (灰色リス)」が走り回っていた。 そのリスが、いつの頃からか、ヨーロッパに持ち込まれて野生化すると、すっかりUKにも住み着いてしま…

人の食べているものが食べたい!:それはカモメも同じだった  (BBC-News, February 26, 2020)

「Bird watching」を趣味にしている人が多い。しかし、カモメ(seagulls)だって「Human watching」をしている。カモメの場合は、もちろん趣味とは違う。生き残りをかけて「人間が何をするのか」、その行動を注意深く観察、監視しているのだ。 Exeter大学の Dr…

森林火災で?:いや、コアラはブルドーザで轢(ひ)き殺された! (BBC-News, February 2, 2020)

Koalas (コアラ)はAustraliaを代表する「marsupial (有袋類)」。絶滅危惧種の中でも、絶滅の危険性の高いと判断される「vulnerable species (危急種)」に指定されている。 ところで、昨年の秋以降、Australiaでは各地で森林火災 (bushfires)が相次いで発生し…

アフリカ豚コレラ:中国・東南アジアで猛威をふるう! (BBC-Business, December 19, 2019)

ブタ肉は栄養価の高いタンパク源。ところが、今、世界中の養豚農家を震撼させているのは「African swine fever (アフリカ豚コレラ)」だ。 「The World Organaisation for Animal Health (世界動物保健機関)」によると、この豚コレラウイルスは、人間にとって…

生態系を支える小さきもの:その隠れ家を作って、自然も心も豊かに! (BBC-Science & Environment, December 7, 2019)

地球上の昆虫が激減している。原因は自然破壊と殺虫剤。 「虫は大嫌い」と言う人が多い。しかし、ダンゴムシ (roly-poly bugs)、トビムシ(springtails)、ゴミムシ (ground beetles)などは、地面の落ち葉や枯れ枝を分解し、土に戻す昆虫。それは、生態系の土…

熱帯アフリカの多様な植物種:その1/3が絶滅の危機に! (BBC-Science & Environment, November 21, 2019)

植物 (plants)は地球の生態系のバランスを保つためには、無くてはならない存在だ。地球上の生物の食糧・餌となり、大量の酸素O2を供給してくれるばかりか、人類にとっては、有用原料・医薬品素材として欠かせない大切な生物資源でもある。 ところが、最近にな…

草原・森林から蜘蛛、トンボ、ミツバチ等が急減!:だれのせい? (BBC-Science & Environment, October 30, 2019)

つい、十数年前まで、秋の空には、数え切れないほどの赤とんぼが飛び交っていた。もう、二度と、そんな風景を見ることはないだろう。 トンボに限らず、フンコロガシ、ミツバチ、コーロギ、カマキリも皆、地球上にあっって、ともに生を営む生物の仲間だ。 昆…

左利きは、なぜお利口:遺伝子変異が脳の灰白質構造を変えていた! (BBC-Health, September 5, 2019)

カタツムリ (snails)にも右巻きと左巻きが存在し、人間にも右利きと左利き (left-handed)がいて、その比率はおよそ10:1だ。 なぜ、左利きの人が現われるのか。これまでの研究で、両親が左利きであれば、生まれた子どにも、左利きが多くなることが分かってい…

清流の真珠貝:寿命は280年なれど、川と人間の心の汚れで絶滅寸前 (BBC-News, August 28, 2019)

きれいな水が流れる河川や湖で、この世の物とは思えないほど美しい真珠が見つかることがある。 ドイツの絵本作家「Jelme Heine (ヘルメ・ハイネ)」の作品「The Pearl (真珠)」(英語版)は、次のような出だしで始まる。 "Slowly the little sailboat drifted aw…

人間を襲う前に:人間に食い尽くされて、絶滅したクマ! (BBC-Science & Environment, August 15, 2019)

賢人 (wise man)。これまた、大それた、驕(おご)った名前を付けたものだ。些細(ささい)なことで他人を傷つけ、殺す、または他人を騙(だま)す輩(やから)は、到底、賢人とは呼べない。 それなのに、人類のラテン語名は「Homo Sapience (ホモ・サピエンス)」。「…

「人食い」なんかしない!:「日なたぼっこザメ (basking sharks)」 (BBC-News, August 6, 2019)

「shark (鮫)」が、なぜシャークと呼ばれるようになったのかは、誰も知らない。英語には珍しい語源不詳の語彙 (vocabulary)だ。 その凶暴、貪食、冷酷な魚は、4つ足の冷血動物 Crocodile (ワニ)と並んで、悪の象徴。いずれも、嫌な目つきをしている。 しかし…

人類に $300bn (32兆円)と、その気があれば:気候変動は止められる! (BBC-Science & Environment, July 4, 2019)

とめようにも、止まらなくなった「global warming (地球温暖化)」。お陰で、気候が狂い出し、これまで経験したことがないほどの熱波、水不足、山火事、大洪水が、世界中で頻繁に発生するようになった。 今さらではあるが、なんとか、この「気候変動 (climate…

UK最高峰「ベン・ネビス山」:バナナの皮を棄てる登山者 後絶たず! (BBC-News, July 17, 2019)

Scotlandの中央部は、山岳地帯の「Scottish Highlands (ハイランド地方)」。そこに、UK最高峰の「Ben Nevis (ベン・ネヴィス山)」(標高1,345m)が、雄大に佇(たたず)む。 登山者は年々増え続け、今では年間16万人が頂上を目指す人気の山となった。 しかし、こ…

豪州大陸 移住者:今度は保護鳥オーム「天竺巴旦」を毒殺か? (BBC-News, July 12, 2019)

オーム科オーム属の「long-billed corellas (天竺巴旦 [テンジクバタン])」。この白い鳥はAustralia、New Zealandの「native species (在来種)」で、クチバシが大きく、喉元に太い橙色の線が入る。寿命が人間とほぼ同程度に長く、器用に舌を動かして、人声を…

豪州のカモメ:海のギャングにしてスーパー・バグ病原菌の運び屋! (BBC-News, July 10, 2019)

カモメとウミネコは鳴き声が違うだけで、どちらもカモメ科に属する海鳥だ。海のギャングとも、浜辺の掃除屋とも言われる。 私は、あの目つきが大嫌いだ。まるで、隙があれば、他の鳥のヒナや卵を盗み取ろうと常に狙っている、冷酷にして貪欲な目つき。それは…

イガイ (ムール貝)の浅瀬の異変解明:イガイに住み心地が悪い! (BBC-News, July 8, 2019)

Scotland自治政府の首都「Edinburgh」の中心から東へ5miles (8km)の地に、「Forth of Forth (フォース湾)」に面した、人口 2万人強の町「Musselburgh (マスルバラ)」がある。 「Mussel」とはムール貝 (イガイ)のことで、「burgh (バラ)」とは古英語で「town…

北海の「鱈 (タラ)」:食べ過ぎ、捕り過ぎ、棄て過ぎで危機的状態! (BBC-News, June 28, 2019)

London市内を流れる「River Thames (テムズ川)」。その北側の岸辺に殺風景な「Tower of London (ロンドン塔)」が建つ。ここは、歴史的な要塞にして武器・宝物(ほうもつ)の保管庫であり、堅固な牢獄、処刑場でもあった。 ロンドン塔は、「怖いもの見たさ」の…

EUの「環境に優しい農業」のカギ:コウモリを増やせ! (BBC-Science & Environment, June 27, 2019)

EU (欧州連合)の予算の50%以上が、加盟国29ヶ国の「The Common Agricultural Policy (共通農業政策)」に拠出され、21世紀の「環境に優しい農業 (environmental-friendly farming)」を目指した「The agri-environmental schemes (農業・環境計画AESs)」が進め…

カエルを絶滅から救うのは:やっぱり「善玉菌」 (BBC-Science & Environment, June 22, 2019)

「fortune (幸運)」、「misfortune (不運)」はどこにでも転がっている。しかも、その違いはコインの裏表どころではない。幸運は「打ちでの小槌」になりうるが、不運の落とし穴は、まるで「Black hole」。これに、はまると、全ての努力が、ムダに吸い込まれて…