ヒロシのWorld NEWS

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自然

清流の真珠貝:寿命は280年なれど、川と人間の心の汚れで絶滅寸前 (BBC-News, August 28, 2019)

きれいな水が流れる河川や湖で、この世の物とは思えないほど美しい真珠が見つかることがある。 ドイツの絵本作家「Jelme Heine (ヘルメ・ハイネ)」の作品「The Pearl (真珠)」(英語版)は、次のような出だしで始まる。 "Slowly the little sailboat drifted aw…

人間を襲う前に:人間に食い尽くされて、絶滅したクマ! (BBC-Science & Environment, August 15, 2019)

賢人 (wise man)。これまた、大それた、驕(おご)った名前を付けたものだ。些細(ささい)なことで他人を傷つけ、殺す、または他人を騙(だま)す輩(やから)は、到底、賢人とは呼べない。 それなのに、人類のラテン語名は「Homo Sapience (ホモ・サピエンス)」。「…

「人食い」なんかしない!:「日なたぼっこザメ (basking sharks)」 (BBC-News, August 6, 2019)

「shark (鮫)」が、なぜシャークと呼ばれるようになったのかは、誰も知らない。英語には珍しい語源不詳の語彙 (vocabulary)だ。 その凶暴、貪食、冷酷な魚は、4つ足の冷血動物 Crocodile (ワニ)と並んで、悪の象徴。いずれも、嫌な目つきをしている。 しかし…

人類に $300bn (32兆円)と、その気があれば:気候変動は止められる! (BBC-Science & Environment, July 4, 2019)

とめようにも、止まらなくなった「global warming (地球温暖化)」。お陰で、気候が狂い出し、これまで経験したことがないほどの熱波、水不足、山火事、大洪水が、世界中で頻繁に発生するようになった。 今さらではあるが、なんとか、この「気候変動 (climate…

UK最高峰「ベン・ネビス山」:バナナの皮を棄てる登山者 後絶たず! (BBC-News, July 17, 2019)

Scotlandの中央部は、山岳地帯の「Scottish Highlands (ハイランド地方)」。そこに、UK最高峰の「Ben Nevis (ベン・ネヴィス山)」(標高1,345m)が、雄大に佇(たたず)む。 登山者は年々増え続け、今では年間16万人が頂上を目指す人気の山となった。 しかし、こ…

豪州大陸 移住者:今度は保護鳥オーム「天竺巴旦」を毒殺か? (BBC-News, July 12, 2019)

オーム科オーム属の「long-billed corellas (天竺巴旦 [テンジクバタン])」。この白い鳥はAustralia、New Zealandの「native species (在来種)」で、クチバシが大きく、喉元に太い橙色の線が入る。寿命が人間とほぼ同程度に長く、器用に舌を動かして、人声を…

豪州のカモメ:海のギャングにしてスーパー・バグ病原菌の運び屋! (BBC-News, July 10, 2019)

カモメとウミネコは鳴き声が違うだけで、どちらもカモメ科に属する海鳥だ。海のギャングとも、浜辺の掃除屋とも言われる。 私は、あの目つきが大嫌いだ。まるで、隙があれば、他の鳥のヒナや卵を盗み取ろうと常に狙っている、冷酷にして貪欲な目つき。それは…

イガイ (ムール貝)の浅瀬の異変解明:イガイに住み心地が悪い! (BBC-News, July 8, 2019)

Scotland自治政府の首都「Edinburgh」の中心から東へ5miles (8km)の地に、「Forth of Forth (フォース湾)」に面した、人口 2万人強の町「Musselburgh (マスルバラ)」がある。 「Mussel」とはムール貝 (イガイ)のことで、「burgh (バラ)」とは古英語で「town…

北海の「鱈 (タラ)」:食べ過ぎ、捕り過ぎ、棄て過ぎで危機的状態! (BBC-News, June 28, 2019)

London市内を流れる「River Thames (テムズ川)」。その北側の岸辺に殺風景な「Tower of London (ロンドン塔)」が建つ。ここは、歴史的な要塞にして武器・宝物(ほうもつ)の保管庫であり、堅固な牢獄、処刑場でもあった。 ロンドン塔は、「怖いもの見たさ」の…

EUの「環境に優しい農業」のカギ:コウモリを増やせ! (BBC-Science & Environment, June 27, 2019)

EU (欧州連合)の予算の50%以上が、加盟国29ヶ国の「The Common Agricultural Policy (共通農業政策)」に拠出され、21世紀の「環境に優しい農業 (environmental-friendly farming)」を目指した「The agri-environmental schemes (農業・環境計画AESs)」が進め…

カエルを絶滅から救うのは:やっぱり「善玉菌」 (BBC-Science & Environment, June 22, 2019)

「fortune (幸運)」、「misfortune (不運)」はどこにでも転がっている。しかも、その違いはコインの裏表どころではない。幸運は「打ちでの小槌」になりうるが、不運の落とし穴は、まるで「Black hole」。これに、はまると、全ての努力が、ムダに吸い込まれて…

毎日まいにち、海藻食べて生き残ったヒツジ:そこは遙か北の孤島 (BBC-News, June 17, 2019)

Scotlandは北の国。その北東端に「Orkney islands (オークニー諸島)」が点在する。そのまた北の端の、北緯 59.37度の海面に浮かぶ小島が「North Ronaldsay (ノース・ロナルドゼィ島)」。面積がわずか690haの荒涼とした地に、住人約60人が住む。 この島の波打…

植物の生態系に異変:過去250年間で571種が地球上から消えた! (BBC-Science & Environment, June 11, 2019)

本当は、脆弱 (fragile)で気弱 (timid)な「生き物 (organism)」なのに、「強いものが生き延びる」などと勝手なことを言い、人類は、ずいぶんとひどいことをして来た。少数民族をいじめて、虐待し、金(かね)目当て、自己利益のためだけに森林を破壊し、河川や…

UK全公園の森林浴・健康効果:年間£34.2bn (4兆6,850億円) (BBC-Sci & Env, May 27, 2019)

東京は新宿の明治神宮の森に入ると、それまで汗ばんでいた体が、スッと楽になる。都心にあって、そこの空気は違う。人間にとって、「green space (緑の空間)」は欠かせないものだと、実感する。 さて、UKの環境チャリティ団体「Filed in Trust」の調査による…

想定は100 年に一度の災害:「600年に一度」級が発生しているのに! (BBC-News, May 21, 2019)

「100年に一度」の災害とは、めったに、あるいはほとんど起こらない事象 (events)として考えられ、災害が起きる確率はゼロでないにしても、極めて小さいことを強調するために使用されてきた。少なくとも、原子力発電の安全性については、専門家を自称する発…

カエルのうたが聞こえない!:カエルに絶滅の危機が..... (BBC-Science & Environment, May 10, 2019)

『やせ蛙まけるな一茶ここにあり』は、「鳥獣戯画」の一場面を心に抱かせる名句。そのカエル (frogs)が、今、苦戦している。 カエルの先祖は 2億6,500年前の「Permian (ペルム紀)」に地球上に出現したとされ、現在、その仲間は世界で7,000種以上。しかし、カ…

コカインが検出された!:誰からでもない、「川エビ」からだって? (BBC-News May 1, 2019)

芸能人の尿検査で「cocaine (コカイン)」が検出されたら、大事件だ。ところが、幸か不幸か、検査対象となったのは、Suffolk (サフォーク州)の河川に生息する「freshwater shrimps (淡水エビ)」だった。 Britain南東部に位置するSuffolkは、5世紀になって古代…

「Gorillas (ゴリラ)」は Homo (ヒト属)よりも偉い:その理由! (BBC-News April 22, 2019)

この一枚の写真に、心が打たれた。威風堂々。Gorillas (ゴリラ)はすっくと立って、胸を張り、ジッと自撮りカメラを見つめる。親を密猟者に殺された子どものゴリラの姿だ。 2007年、親を銃弾に奪われた、当時4ヶ月と2歳の Gorillaは、救ってくれたレンジャー…

トロピカル Sky-Treeはどこまで伸びるか:高さ100mの樹があった! (BBC-News, April 5, 2019)

巨木と言えば、鹿児島県屋久島の縄文杉が有名。樹齢4,000年以上と推定されている。しかし、一般に、どの巨木も、長い年月の間には落雷、火災、火山噴火などで痛めつけられ、運良く、それらの天災を逃れたとしても、屋久島の巨木の数々がそうであったように、…

熱帯魚「ゼブラフィッシュ」:その脳神経は常に「フレッシュ!」 (BBC-News, April 5, 2019)

ヒト属「Homo」は進化の過程で失ったものも多い。仲間を慈 (いつく)しむ心を失い、ケガの治癒力も細胞の再生力も、他の脊椎動物に比べてはるかに劣るようになった。 ヒトは、怠けがちで、二十歳 (はたち)を過ぎたばかりだというのに、歩くのも面倒だと言うヒ…

ミツバチの世界の覇権争い:このままでは少数派(種)が消える! (BBC-Science & Environment, March 26, 2019)

「winners (勝ち組)」と「losers (負け組)」とは、嫌な呼び方だ。争いに勝つとは、どういうことか。生存競争で優位に立つことか。しかし、競争相手に勝ったところで、あるいは、それを打ちのめしたところで、勝者の優位はいつまで続くのだろう。 昆虫の世界…

眠れる巨人:海面上昇で育ち、大気中の CO2をたらふく吸い込む! (BBC-Science & Environment, Mar 6, 2019)

沼地・葦原(あしわら)は耕作に向かない荒れ地。しかし、沼には蓮の花が咲き、ヒツジグサ、コオウボネなどの水生植物が彩(いろど)りを添え、マガモ、カルガモ、カイツブリなどの水鳥がエサを求めて、仲間と憩う。そこは、多くの動植物にとって、なくてはなら…

竜宮のカメさん:今度は残酷、恩知らずなことはしないで! (BBC-News, Feb 8, 2019)

これはカメを助けた現実のはなし。しかもスケールが大きい。海ガメを助けたのは、女の子のMs Amelia Luck。まるで「小さな幸運の女神 (Little Lady luck)」だっった。 この少女は、昨年の9月、CornwallのLostwithiel (ロストウィジエル)に住むThe Redheads (…

豪州のヘビの大冒険:ズック靴に隠れてScotlandへ飛行機旅行! (BBC-News, Feb 27, 2019)

Scotland「Bridege of Allan (ブリッジ・オブ・アーラン)」在住の Ms Moir Boxallは、オーストラリア「Quennsland (クイーンズランド州) 」北部東海岸の都市「Mackay (マッケイ)」に住む娘の家を訪ねて、そこでしばらく滞在した。 ある朝早く、ガチャンという…

ビーバーは働きもの:でも、Scotlandの農家にとっては厄介もの (BBC-News, Feb 23, 2019)

「beaver (ビーバー)」を古くは「beofor」と書いた。その語源は「Indo-European root (インド・ヨーロッパ語)」に遡り、「brown (褐色)」を意味する。 昔のヨーロッパ人は、ビーバーのダム造りの技と、その働きぶりに感心した。それで、英語の「beavers」は「…

世界の昆虫の40%:数十年後に地球上から姿が消える! (BBC-Science & Environment, Feb 11, 2019)

「insect (昆虫)」の語源はラテン語「insectum」。節のある生物という意味だ。 その昆虫をヒト属(Homo)は、虫けら。虫けらと蔑(さげし)むが、虫だって、 ・Even a worm will turn. 一寸の虫ににも、五分の魂。 世界の農産物 (crops)の受粉は、その75%を昆虫…

「地球は青かった」:いや、今後、もっと青くなる! (BBC-Science & Environment, Feb 4, 2019)

海は青い。それは、海水が可視光線中の赤色の光を吸収し、青色を反射するためだ。ところが、その海に、小さな魚のエサとなる「phytoplankton (植物性プランクトン)」が大量に発生すると、海の色は、青から「緑っぽい色 (greenish)」に変わる。これは、植物性…

鳩の糞 (フン)は病原菌だらけ:感染した子どもが死亡! (BBC-Health, January 22, 2019)

鳩(ハト)はハトでも、「doves (山鳩)」と「pigeons (伝書鳩)」では、まったく違う。 山鳩は、古来より「八幡様の使い」として崇められた。西洋でも「doves」は、神あるはゼウスの神託を伝える使者として、あるいは「平和と調和 (peace & harmony)」の象徴と…

驚いたのはどっち:尻に咬みついたヘビか、咬みつかれたオバさんか (BBC-News, January 24, 2019)

これは、ほんの小咄 (こばなし)。 この冬、北米についで、イギリス、ドイツ、フランス、ロシアなどヨーロッパ各国が寒波と豪雪に見舞われている中で、南半球のオーストラリア大陸は、逆に、この数十年で記録的な猛暑に襲われ、大量に野生の馬、コーモリ、魚…

ウェールズの「奥の細道」:その敵は、海岸浸食に藪 (やぶ) (BBC-News, January 20, 2019)

Walesの南端「Chepstow (チェプストウ)」から海岸に沿って北端の「Chester (チェスター)」に至る道のり全長870miles (約1,400km)。それが「The Wales Coast Path (ウェールズ海岸の奥の細道)」だ。 ハイキングコースとして、国の内外から大勢の観光客が足を…