ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

自然

赤茶のリスと灰色リス:どっちがマヌケ! (BBC-Science & Environment, February 26, 2020)

カナダの公園、大学のキャンパス、道路沿いの並木に植えられたカエデの樹々には、必ずと言って良いほど「grey squirrels (灰色リス)」が走り回っていた。 そのリスが、いつの頃からか、ヨーロッパに持ち込まれて野生化すると、すっかりUKにも住み着いてしま…

人の食べているものが食べたい!:それはカモメも同じだった  (BBC-News, February 26, 2020)

「Bird watching」を趣味にしている人が多い。しかし、カモメ(seagulls)だって「Human watching」をしている。カモメの場合は、もちろん趣味とは違う。生き残りをかけて「人間が何をするのか」、その行動を注意深く観察、監視しているのだ。 Exeter大学の Dr…

森林火災で?:いや、コアラはブルドーザで轢(ひ)き殺された! (BBC-News, February 2, 2020)

Koalas (コアラ)はAustraliaを代表する「marsupial (有袋類)」。絶滅危惧種の中でも、絶滅の危険性の高いと判断される「vulnerable species (危急種)」に指定されている。 ところで、昨年の秋以降、Australiaでは各地で森林火災 (bushfires)が相次いで発生し…

アフリカ豚コレラ:中国・東南アジアで猛威をふるう! (BBC-Business, December 19, 2019)

ブタ肉は栄養価の高いタンパク源。ところが、今、世界中の養豚農家を震撼させているのは「African swine fever (アフリカ豚コレラ)」だ。 「The World Organaisation for Animal Health (世界動物保健機関)」によると、この豚コレラウイルスは、人間にとって…

生態系を支える小さきもの:その隠れ家を作って、自然も心も豊かに! (BBC-Science & Environment, December 7, 2019)

地球上の昆虫が激減している。原因は自然破壊と殺虫剤。 「虫は大嫌い」と言う人が多い。しかし、ダンゴムシ (roly-poly bugs)、トビムシ(springtails)、ゴミムシ (ground beetles)などは、地面の落ち葉や枯れ枝を分解し、土に戻す昆虫。それは、生態系の土…

熱帯アフリカの多様な植物種:その1/3が絶滅の危機に! (BBC-Science & Environment, November 21, 2019)

植物 (plants)は地球の生態系のバランスを保つためには、無くてはならない存在だ。地球上の生物の食糧・餌となり、大量の酸素O2を供給してくれるばかりか、人類にとっては、有用原料・医薬品素材として欠かせない大切な生物資源でもある。 ところが、最近にな…

草原・森林から蜘蛛、トンボ、ミツバチ等が急減!:だれのせい? (BBC-Science & Environment, October 30, 2019)

つい、十数年前まで、秋の空には、数え切れないほどの赤とんぼが飛び交っていた。もう、二度と、そんな風景を見ることはないだろう。 トンボに限らず、フンコロガシ、ミツバチ、コーロギ、カマキリも皆、地球上にあっって、ともに生を営む生物の仲間だ。 昆…

左利きは、なぜお利口:遺伝子変異が脳の灰白質構造を変えていた! (BBC-Health, September 5, 2019)

カタツムリ (snails)にも右巻きと左巻きが存在し、人間にも右利きと左利き (left-handed)がいて、その比率はおよそ10:1だ。 なぜ、左利きの人が現われるのか。これまでの研究で、両親が左利きであれば、生まれた子どにも、左利きが多くなることが分かってい…

清流の真珠貝:寿命は280年なれど、川と人間の心の汚れで絶滅寸前 (BBC-News, August 28, 2019)

きれいな水が流れる河川や湖で、この世の物とは思えないほど美しい真珠が見つかることがある。 ドイツの絵本作家「Jelme Heine (ヘルメ・ハイネ)」の作品「The Pearl (真珠)」(英語版)は、次のような出だしで始まる。 "Slowly the little sailboat drifted aw…

人間を襲う前に:人間に食い尽くされて、絶滅したクマ! (BBC-Science & Environment, August 15, 2019)

賢人 (wise man)。これまた、大それた、驕(おご)った名前を付けたものだ。些細(ささい)なことで他人を傷つけ、殺す、または他人を騙(だま)す輩(やから)は、到底、賢人とは呼べない。 それなのに、人類のラテン語名は「Homo Sapience (ホモ・サピエンス)」。「…

「人食い」なんかしない!:「日なたぼっこザメ (basking sharks)」 (BBC-News, August 6, 2019)

「shark (鮫)」が、なぜシャークと呼ばれるようになったのかは、誰も知らない。英語には珍しい語源不詳の語彙 (vocabulary)だ。 その凶暴、貪食、冷酷な魚は、4つ足の冷血動物 Crocodile (ワニ)と並んで、悪の象徴。いずれも、嫌な目つきをしている。 しかし…

人類に $300bn (32兆円)と、その気があれば:気候変動は止められる! (BBC-Science & Environment, July 4, 2019)

とめようにも、止まらなくなった「global warming (地球温暖化)」。お陰で、気候が狂い出し、これまで経験したことがないほどの熱波、水不足、山火事、大洪水が、世界中で頻繁に発生するようになった。 今さらではあるが、なんとか、この「気候変動 (climate…

UK最高峰「ベン・ネビス山」:バナナの皮を棄てる登山者 後絶たず! (BBC-News, July 17, 2019)

Scotlandの中央部は、山岳地帯の「Scottish Highlands (ハイランド地方)」。そこに、UK最高峰の「Ben Nevis (ベン・ネヴィス山)」(標高1,345m)が、雄大に佇(たたず)む。 登山者は年々増え続け、今では年間16万人が頂上を目指す人気の山となった。 しかし、こ…

豪州大陸 移住者:今度は保護鳥オーム「天竺巴旦」を毒殺か? (BBC-News, July 12, 2019)

オーム科オーム属の「long-billed corellas (天竺巴旦 [テンジクバタン])」。この白い鳥はAustralia、New Zealandの「native species (在来種)」で、クチバシが大きく、喉元に太い橙色の線が入る。寿命が人間とほぼ同程度に長く、器用に舌を動かして、人声を…

豪州のカモメ:海のギャングにしてスーパー・バグ病原菌の運び屋! (BBC-News, July 10, 2019)

カモメとウミネコは鳴き声が違うだけで、どちらもカモメ科に属する海鳥だ。海のギャングとも、浜辺の掃除屋とも言われる。 私は、あの目つきが大嫌いだ。まるで、隙があれば、他の鳥のヒナや卵を盗み取ろうと常に狙っている、冷酷にして貪欲な目つき。それは…

イガイ (ムール貝)の浅瀬の異変解明:イガイに住み心地が悪い! (BBC-News, July 8, 2019)

Scotland自治政府の首都「Edinburgh」の中心から東へ5miles (8km)の地に、「Forth of Forth (フォース湾)」に面した、人口 2万人強の町「Musselburgh (マスルバラ)」がある。 「Mussel」とはムール貝 (イガイ)のことで、「burgh (バラ)」とは古英語で「town…

北海の「鱈 (タラ)」:食べ過ぎ、捕り過ぎ、棄て過ぎで危機的状態! (BBC-News, June 28, 2019)

London市内を流れる「River Thames (テムズ川)」。その北側の岸辺に殺風景な「Tower of London (ロンドン塔)」が建つ。ここは、歴史的な要塞にして武器・宝物(ほうもつ)の保管庫であり、堅固な牢獄、処刑場でもあった。 ロンドン塔は、「怖いもの見たさ」の…

EUの「環境に優しい農業」のカギ:コウモリを増やせ! (BBC-Science & Environment, June 27, 2019)

EU (欧州連合)の予算の50%以上が、加盟国29ヶ国の「The Common Agricultural Policy (共通農業政策)」に拠出され、21世紀の「環境に優しい農業 (environmental-friendly farming)」を目指した「The agri-environmental schemes (農業・環境計画AESs)」が進め…

カエルを絶滅から救うのは:やっぱり「善玉菌」 (BBC-Science & Environment, June 22, 2019)

「fortune (幸運)」、「misfortune (不運)」はどこにでも転がっている。しかも、その違いはコインの裏表どころではない。幸運は「打ちでの小槌」になりうるが、不運の落とし穴は、まるで「Black hole」。これに、はまると、全ての努力が、ムダに吸い込まれて…

毎日まいにち、海藻食べて生き残ったヒツジ:そこは遙か北の孤島 (BBC-News, June 17, 2019)

Scotlandは北の国。その北東端に「Orkney islands (オークニー諸島)」が点在する。そのまた北の端の、北緯 59.37度の海面に浮かぶ小島が「North Ronaldsay (ノース・ロナルドゼィ島)」。面積がわずか690haの荒涼とした地に、住人約60人が住む。 この島の波打…

植物の生態系に異変:過去250年間で571種が地球上から消えた! (BBC-Science & Environment, June 11, 2019)

本当は、脆弱 (fragile)で気弱 (timid)な「生き物 (organism)」なのに、「強いものが生き延びる」などと勝手なことを言い、人類は、ずいぶんとひどいことをして来た。少数民族をいじめて、虐待し、金(かね)目当て、自己利益のためだけに森林を破壊し、河川や…

UK全公園の森林浴・健康効果:年間£34.2bn (4兆6,850億円) (BBC-Sci & Env, May 27, 2019)

東京は新宿の明治神宮の森に入ると、それまで汗ばんでいた体が、スッと楽になる。都心にあって、そこの空気は違う。人間にとって、「green space (緑の空間)」は欠かせないものだと、実感する。 さて、UKの環境チャリティ団体「Filed in Trust」の調査による…

想定は100 年に一度の災害:「600年に一度」級が発生しているのに! (BBC-News, May 21, 2019)

「100年に一度」の災害とは、めったに、あるいはほとんど起こらない事象 (events)として考えられ、災害が起きる確率はゼロでないにしても、極めて小さいことを強調するために使用されてきた。少なくとも、原子力発電の安全性については、専門家を自称する発…

カエルのうたが聞こえない!:カエルに絶滅の危機が..... (BBC-Science & Environment, May 10, 2019)

『やせ蛙まけるな一茶ここにあり』は、「鳥獣戯画」の一場面を心に抱かせる名句。そのカエル (frogs)が、今、苦戦している。 カエルの先祖は 2億6,500年前の「Permian (ペルム紀)」に地球上に出現したとされ、現在、その仲間は世界で7,000種以上。しかし、カ…

コカインが検出された!:誰からでもない、「川エビ」からだって? (BBC-News May 1, 2019)

芸能人の尿検査で「cocaine (コカイン)」が検出されたら、大事件だ。ところが、幸か不幸か、検査対象となったのは、Suffolk (サフォーク州)の河川に生息する「freshwater shrimps (淡水エビ)」だった。 Britain南東部に位置するSuffolkは、5世紀になって古代…

「Gorillas (ゴリラ)」は Homo (ヒト属)よりも偉い:その理由! (BBC-News April 22, 2019)

この一枚の写真に、心が打たれた。威風堂々。Gorillas (ゴリラ)はすっくと立って、胸を張り、ジッと自撮りカメラを見つめる。親を密猟者に殺された子どものゴリラの姿だ。 2007年、親を銃弾に奪われた、当時4ヶ月と2歳の Gorillaは、救ってくれたレンジャー…

トロピカル Sky-Treeはどこまで伸びるか:高さ100mの樹があった! (BBC-News, April 5, 2019)

巨木と言えば、鹿児島県屋久島の縄文杉が有名。樹齢4,000年以上と推定されている。しかし、一般に、どの巨木も、長い年月の間には落雷、火災、火山噴火などで痛めつけられ、運良く、それらの天災を逃れたとしても、屋久島の巨木の数々がそうであったように、…

熱帯魚「ゼブラフィッシュ」:その脳神経は常に「フレッシュ!」 (BBC-News, April 5, 2019)

ヒト属「Homo」は進化の過程で失ったものも多い。仲間を慈 (いつく)しむ心を失い、ケガの治癒力も細胞の再生力も、他の脊椎動物に比べてはるかに劣るようになった。 ヒトは、怠けがちで、二十歳 (はたち)を過ぎたばかりだというのに、歩くのも面倒だと言うヒ…

ミツバチの世界の覇権争い:このままでは少数派(種)が消える! (BBC-Science & Environment, March 26, 2019)

「winners (勝ち組)」と「losers (負け組)」とは、嫌な呼び方だ。争いに勝つとは、どういうことか。生存競争で優位に立つことか。しかし、競争相手に勝ったところで、あるいは、それを打ちのめしたところで、勝者の優位はいつまで続くのだろう。 昆虫の世界…

眠れる巨人:海面上昇で育ち、大気中の CO2をたらふく吸い込む! (BBC-Science & Environment, Mar 6, 2019)

沼地・葦原(あしわら)は耕作に向かない荒れ地。しかし、沼には蓮の花が咲き、ヒツジグサ、コオウボネなどの水生植物が彩(いろど)りを添え、マガモ、カルガモ、カイツブリなどの水鳥がエサを求めて、仲間と憩う。そこは、多くの動植物にとって、なくてはなら…