ヒロシのWorld NEWS

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環境

おびただしい数の使い捨てプラスチック:これぞ環境破壊の元凶! (BBC-News, Nov 20, 2021)

「洗う手間が省けて、衛生的」との触れ込みだった。機内食に限らず、ほとんどのレストランや食堂でも、プラスチックの食器 (プレート、ナイフ、スプーンなど)が使われ、残り物と一緒にゴミ箱に捨てられてきた。 しかし、これはどう見ても異常だった。UKで毎…

北極の氷の下に封印された魔物たち:氷が融けて、ぞろぞろ出現! (BBC-News, Sep 30, 2021)

地球温暖化のせいで、北極圏の氷がどんどん融けている。氷が融けると、異常気象が加速し、海面が上昇する。しかし、実は、もっと厄介なことが起こっていた。 WalesのAberystwyth(アベリストウィス)大学のDr Arwyn Edwardらが「Nature Climate Change」に発表…

人類は進化せず、知徳に欠けた生物:やっぱり解決できない気候変動! (RTE-News, Nov 4, 2021)

気候変動を抑え込もうと、この11月はじめ、各国の首脳陣が UKの Glasgowに集まった。ところが、案の定、当初、掲げられた目標も、高邁な理念もどんどん矮小化され、基本的かつ重要な気候変動対策は、会議が進行するにつれて、骨抜きにされて行った。 確かに…

洋上風力発電がバラバラ:海に飛散し、海岸を汚染! (BBC-News, Oct 24, 2021)

「洋上風力発電」が安全で、環境に優しい」なんて、いったい誰が言い出したのだろう。 第一、海の環境・生態を守る日本の法律が不十分だ。海上ではどんなに騒音を出そうが、これを取り締まる規定はない。渡り鳥、海鳥がどれだけ、死んでも、海洋の生態がどん…

背すじがゾクゾク:環境に優しいハロウィーン (RTE-News, Oct 17, 2021)

Halloweenは、お化け顔にくり抜いたカボチャとセルロイドのコーモリを飾り、ゾンビ、魔女の衣装を着て騒ぎまくるお祭りとなった。 どうにも、人には、「making your spine tingle (背すじがぞくぞくする)」ような「spooky (怖くて恐ろしい)」ものに惹かれる気…

炭酸ガスCO2が足りないって?:大気中に溢れているのに! (BBC-News, Sep 21, 2021)

これはなんとしたことだ。「足りない、足りない」と困っているのは、地球温暖化を招くほど、大気中に有り余っている二酸化炭素CO2。とくに、UKの食品業界で「food grade CO2 (食品用炭酸ガス)」が不足している。 原因は、CO2製造に必要な天然ガスの価格が高…

世界各国の地球温暖化対策のほとんどが「不十分」:UN報告 (BBC-Science, Sep 17, 2021)

『これ以上、自然破壊、環境汚染、異常気象をこのまま放置しておくわけにはいかない』と言いつつも、どの国のリーダーも、一向に腰を上げようとしない。 2015年に開催されたCOP21(第21回気候変動枠組条約締約国会議)」では、2020年以降の地球温暖化対策の枠…

今年の冬も大寒波が襲うの?:地球温暖化が進むのに、なぜ? (BBC-Science, Sep 3, 2021)

地球温暖化によって気候変動がもたらされ、北極海の氷がドンドン解け出した。とくに、北極海の中でも「Barents sea & Kara sea (バレツ海とカラ海)」の氷解が著しい。 とは言え、北半球の冬は、それでも寒い。地球の温暖化が続く中で、なぜ、冬に大寒波が襲…

朝の洗濯のまちがい5項目:これを見直して「エコ型」に!(RTE-News, August 19, 2021)

「あなたの毎朝の洗濯の仕方は間違っている」と言われると、ドキリ。思わず「なぜ、どこが?」と、問いただしたくなる。 UKランドリー・サービス会社「Oxwash」の創立者 Mr Kyle Grantによると、ほとんどの人が、まちがった洗濯に甘んじているという。その主…

気象が狂った!:今後も、ヨーロッパに集中豪雨、氾濫が続く恐れ大 (BBC-Science, Aug 24, 2021)

産業革命後、人類は競って化石燃料を地下から掘り出しては、これを消費し、大気圏に大量の CO2, CH4などの温室効果ガスを排出し続けて来た。 その結果、どうなったか。世界中の気温が上昇し、世界中の気候・気象が狂い出した。気温が 1℃上昇すると、大気中に…

グリーンランド氷床の頂上も雨:北極圏の夏の雨は記録的! (RTE-News, August 20, 2021)

その大部分が北極圏に属するGreenlandは、氷床(ice sheet)と万年雪に覆われた世界最大(面積:日本の約5.7倍)の島だ。しかし、この島は、ただ、平坦な雪原が広がっているわけではない。富士山(標高3,667m)に匹敵する高さの「Gunnbjørn Fjeld(ギュンビョルン山…

7月の地球の温度:過去142年間で最高値を記録! (BBC-News, August 15, 2021)

8月になって、梅雨前線が日本列島に横たわり、雨雲が次から次に押し寄せて西日本に大雨を降らせた。そして、多くの洪水・土砂崩れを引き起こした。その上、またもや、行政の不手際が重なって、避けることができたはずの土石流災害で、尊い人命が失われた。 け…

大西洋の海流の大循環に異変:気象は、もっと狂い出す!(RTE-News, Aug 5, 2021)

地球の大気の循環 (貿易風、偏西風、ジェット気流など) が乱れると、大洋の海水面の温度分布が異常になり、エルニーニョ/ラニーニャ現象が起こって、地球の一部に干ばつや洪水をもたらすことはよく知られている。 しかし、地球の気象は、この大気循環の他に…

都市洪水は、なぜ起こる!:どう対処すれば良いか! (BBC-Science, July 26, 2021)

1.突発洪水 (flash flooding) UKの7月は、例年になく雨が多かった。Londonを含む England南部が集中豪雨に見まわれ、街の中心街の道路は冠水して水浸しになった。溢れた水を「drains and sewers (下水溝)」がさばき切れないのだ。 そして、各地の道路は通…

「ほったらかし」に強い観葉植物:でも、ちょっとだけ注意が必要! (RTE-News, June 30, 2021)

花屋さんで観葉植物を購入し、室内で育てようとしても、結構、手間が掛かるもの。日当たりに気を配り、毎朝の水やりは欠かせない。それに少し、油断すると、ハダニが湧きだす。いやはや、「鉢もの (pot plants)」は、とかく世話のやけるものだ。 室内に緑がほ…

ドレスのレンタルが大ブーム:でも、環境に悪い(less green)! (RTE-News, July 7, 2021)

イギリスUKの首相 Boris Johnson (ボリス・ジョンソン [56歳])が 5月29日、3度目の結婚式を挙げた。相手は「Carie Symonds (キャリー・シモンズ [33歳])。そのときの花嫁ドレスは「Christos Contarellos (クリストス・コスタレロス)がデザインした、オンライン…

「隠れプラスチック」から身を守れ!:環境を守れ! (RTE-News, Sep 11 , 2020)

プラスチック (plastic) のコップにお皿。plasticのカゴ、バケツ、植木鉢等々。なんとplastic、プラスチック製品 (plastics)が多いことか。人はplasticに囲まれて、知らぬ間にその一部を体内の細胞組織に取り入れ、自然環境をも また、プラスチックゴミで埋…

アメリカ南西部の干ばつでダムが危機的状況:雨乞いにすがる! (BBC-News, June 11, 2021)

USのネバダ (Nevada)は、自然に恵まれた州だ。森の中に、美しい「Lake Tahoe (レイク・タホー)」がひっそりと佇む。それは、同じ湖と言いながら、観光バスの中からもよく見えない「霧の摩周湖」とは、比較にならないスケールだ。 そして、騒々しい Las Vegas…

人口の10倍 (18,000,000本)の木を植える国:Scotlandの意気込み (BBC-Science, June 6, 2021)

かって、広葉樹の森には光が溢れ、たくさんの小鳥や獣が互いに支え合いながら暮らしていた。それは、自然豊かな場所だった。人間は、その自然の中にあって、キノコや山菜、ヤマブドウ、ベリー、木の実を集め、シカ、イノシシ、クマなどを狩って生き延びた。…

波乗りで遊んで、捨てるベリーボード:UKのビーチはゴミ津波 (BBC-News, May 20, 2021)

雪の上を波に乗る要領で滑るのが「snowboards (スノーボード)」なら、本物の海の波に乗って遊ぶのが「bellyboards (ベリーボード)」。「bodyboard (ボディボード)」とも呼ぶ。フィン付きの「surfboards (サーフボード)」とは違って、一般に軽量、小型で安価な…

自然環境の保護・復元に力を入れ:「ネット・ゼロ」の国を目指すUK (BBC-News, May 18, 2021)

「ロビン・フッド」の舞台となった「シャーウッドの森」(約423ha)は、現在「Royal forest(王室の森)」であり、「National Native Reserve (国立自然保護区)」。 しかし、かって、その森の広さは、現在の約18倍と広大で、Nottinghamshire (ノッティンガムシャー…

ピート・コンポストの販売禁止:園芸家・キノコ栽培業にダメージ? (BBC-News, May 19, 2021)

湿地帯に草木や水性植物が数千年にわたって折り重なり、完全に腐ることもなく積り積もると、その一帯は「peat (ピート)」と呼ばれる湿原に変わる。 日本では、戦後、炭化が進んだものを掘り出して乾燥させ、燃料用の「泥炭」として利用した。 「peat (ピート…

絶滅寸前のScotlandの牡蠣 (カキ):「もどって来い」プロジェクト! (BBC-News, May 14, 2021)

生命と活力の維持に必須のミネラルZn(亜鉛)。「oysters (カキ)」には、その亜鉛が豊富に含まれている。 さて、カキと言えば、フランス人のカキ好きは有名。とくに、白ワインとカキの相性は抜群だ。カキの水揚げシーズンには、レモン汁をたっぷりと垂らした生…

サステイナブル・ライフ:かけがいのない地球の次世代のために! (RTE-News, May 11, 2021)

いつ頃のことだったか定かではないが、世の中が大気・水質汚染 (公害)、地球温暖化による気候変動に苦しめられ、地球環境問題をこれ以上、放っておけなくなった高度成長期後の頃のようだ。 突然、聞いたこともなかった 4文字「持続可能 (sustainable)」が、マ…

川よ、好きな方向に流れて行け!:農地を氾濫原に戻すプロジェクト (BBC-Science, April 27, 2021)

稲作が盛んな東南アジアや日本などと違って、ヨーロッパの沼地・湿地帯は、「二束三文」の格安不動産だ。 England南西部の CornwallとDevonの境界を流れる「River Tamar (テイマー川)」に沿った湿地帯 (wetland)は、そんな「low-grade land (二束三文の地)」だ…

絶滅寸前の幻の魚「トウェイト・シャッド」:再び姿を見せた! (BBC-News, May 7, 2021)

海辺や川の近くに集落をつくると、出漁、水の便に有利だ。しかし、海も川もいったん荒れ出すと、人間の知恵も力も及ばなくなる。 昔から、「水を制する者は国を制す」とされ、戦国、江戸、明治のいずれの時代にも、古今東西のあらゆ治水技術・知恵と自国の財…

地球温暖化が止まるも続くも:この2大国の政策に懸かっている! (BBC-News, May 7, 2021)

「うなぎ登り」とはよく言ったものだ。うなぎが水中から水面に向かってグイグイと昇るさまをなぞらえたものとか。 さて、USのシンク・タンク (調査会社)「Rhodium Group (ロディウムグループ)」の最新の調査結果によると、世界の「greenhouse gas (温室効果ガ…

石炭・生木の販売禁止:PM2.5 の大気汚染防止を急ぐEngland! (BBC-Science, May 1, 2021)

Englandは環境法を改正し、ストーブや暖炉で石炭・生木 (wet wood)を焚くことは禁止にする。もちろん、その販売も禁止。 Englandでは1956年に「The Clean Air Act (大気浄化法)」が制定され、大気汚染は随分と改善された、しかし、近年、薪(まき)が燃焼する際…

犬のフンのDNA鑑定:公共の場を汚した犯人探しに活用! (RTE-News, Apr 26, 2021)

ペット犬は、ぬいぐるみと違う。エサを食べたら、これを消化して、排便する。 ところが、自称愛犬家は、ペットの用足を兼ねて散歩につれ出すが、手にビニール袋・ショベルを持ち歩く人は数少ない。あるいは持っていても、それは見せかけで、使おうとしない。 …

ハリケーンの「normal(普通)」が崩れ:見直し迫られる! (BBC-Science, Mar 15, 2021)

医学の世界で、脈拍や血圧、血糖値などの測定・検査結果を「normal (ノーマル)」といえば、これは「正常」の意味。 しかし、一般に (normally)」、「normal (ふつう)」とは随分と曖昧な言葉だ。 これを逆手にとって、こんな受け答えをする子どもがいるそうだ。…