ヒロシのWorld NEWS

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環境

人の顔ぐらい、私だって分かるわよ!:ヒツジは偉かった (BBC-Science & Environment, November 8, 2017)

他人を傷つけ、他人の迷惑になろうが、とんとお構いなし。そんな性格をオオカミ派と自慢さえする「Homo sapiens (人間)」は多い。 ところが、「inoffensiveness (何びとも傷つけず)」をひたすら守り、古くから、人の暮らしに深く関わってきた心優しい動物が…

けむりモクモク、気象は乱れ、大地が水没:人類危機一発! (BBC-Science & Environment, October 30, 2017)

地球の大気中の CO2濃度が 80万年前のレベルに達した。 「世界気象機関 (The World Meteorological Organization, WMO)」が世界 51ヶ国の「温室効果ガス (greenhouse gases)」の CO2, CH4 (methane), N2O (nitrous oxide [亜酸化窒素])などの観測データを分…

環境汚染の犠牲者:年間900万人、そのほとんどが経済弱者 (BBC-Health, October 20, 2017)

ショッキングな事実が明るみになった。 「The Icahn School of Medicine at Mount Sinai (マウントサイナイ医科大学)」のPhilip Landrigan 教授らが、医学雑誌「The Lancet」に発表した研究プロジェクトの結果だ。 今や環境汚染 (pollution) が世界的規模で…

スコットランドの峰々から雪渓が消えた:11年ぶりの気候異変 (BBC-News, October 2, 2017)

夏山登山で一挙に汗が引いてうれしいのは、わき水に巡り合わせたときと、雪渓(せっけい 、山の残雪) の上を歩くときだ。 ところがこの夏、イギリス最高峰クラスの山々から雪渓が消えた。 イギリスで最も高い山はスコットランドの「Ben Nevis (ベン・ネヴィス…

水資源:その奪い合いと戦争を避けるために! (BBC-Future, September 22, 2017)

川や水田が整備された今でこそ、めったに水不足 (water scarce) に陥ることはないが、日本が農業国であった時代には、田んぼに引く水の量をめぐって、日本の各地で争いが頻繁に起きた。 "Since the dawn humanity, it can be argued that fresh water has be…

真夜中の教会の鐘の音:パブの泊まり客は悲鳴 (BBC-News, September 18, 2017)

イングランド北西部のスコットランドとの国境には、山と湖の風光明媚な「Lake District (湖水地方)」が広がる。この一帯は 2017年、UNESCOの「Worlld Heritage Site (世界遺産)」に登録された。湖水の一つの湖「Coniston Water」の北に、人口 1,000人足らず…

氷の大陸グリーンランドが燃えている?:永久凍土層に火が付いた! (BBC-Science & Environment, August 9, 2017)

今年の夏は、ポルトガル、US、カナダ、フランスと相次いで山火事 (wildfires) が発生し、大きな被害をもたらした。 ところが、この7月末、人工衛星に搭載されたカメラは、あの氷に覆われたグリーンランドにも、複数の煙 (plumes) が上がっているのを捉えた。…

ゴミは焼いてしまえ!:これがイギリス流 (BBC-Science & Environment, August 7, 2017)

人類は核廃棄物 (nuclear waste) の処分あるいは再利用 (recycle) に手こずっているが、さりとて、家庭ゴミ (household waste) や産業廃棄物 (commercial waste) の処理に成功しているとも言えない。 イギリスでは「incinerator (廃棄物焼却施設)」の建設が…

グリーンランドの純白の肌にシミ・ソバカス:これで海面上昇? (BBC-Science & Environment, July 24, 2017)

雪国の春は遅い。このため、昔から、日差しに温かみが増す早春の頃になると、農家では田んぼに降り積もった雪を一刻でも早く溶かそうと、籾殻などを焼いた炭や灰、煤 (すす) などを、その真っ白な雪の上に撒いた。 すると、お日様の光がこれによく吸収されて…

環境に優しくない風力発電:それなら、新型を日本に売り込め! (BBC-Business, July 23, 2017)

「風の谷のナウシカ」の谷で、エネルギーは風だった。そよ風に潮風、北風、つむじ風。どの風もみな個性に溢れ、そこには詩情・物語が寄り添う。 しかし、これまでの風力発電と言えば、山頂・海岸または海底に基地を建設し、その上に風車を立てるのが一般的だ…

南極大陸の棚氷ラーセンC:ついに、巨大な氷山が分離・誕生 (BBC-Science & Environment, July 12, 2017)

南極大陸西端に突き出た南極半島 (Antarctic Peninsula) の東側に、棚氷ラーセン C が広がる。この棚氷に深い亀裂が走り、氷山分離 (ice caving) が迫っていると気づいたのは 2017年の年が上げた 1 月始めのこと。それから、まもなくして南極は冬に入った。 …

こんなに尽くしているのに、殺すなんて!:ミツバチの受難 (BBC-Science & Environment, June 29, 2017)

ミツバチ (bees) の一生は短い。それでも、せっせと花の蜜を集め、植物の受粉(pollination) を手伝う。それなのに、人間は容赦なく農薬 (殺虫剤) でミツバチを苦しめ、その個体数を激減させて来た。 「European Commission (欧州委員会)」は、2013年、ミツバ…

バッキンガム宮殿:1億5千万年前のポートランド・ストーンで建造 (BBC-News, June 28, 2017)

イングランド南端の港町「Weymouth (ウェイマス)」から南に 8kmのイギリス海峡 (England Channel)上に細長い小さな島がある。「The isle of Portland (ポートランド島)」だ。この島全体が、Jurassic period (ジュラ紀) 後期に当たる、約 1億 5千年前の「Tith…

エベレスト氷河から「こんにちは」:ただ今、気候変動調査中! (BBC-News, June 28, 2017)

毎日、蒸し暑さが続くこの季節、涼しいトピックスをお一つ、どうぞ。 「氷河 (glacier)」は、氷 (ice) の河 (river) なのに、どうして「ice-river」としないのか。 それは、フランス語の「氷 (glace)」の語源となったラテン語「glacies (英語 iceの意)」が使…

未知の力を秘めた野草:追われて、逃げて、たどり着いた先は! (BBC-Science & Environment, April 24, 2017)

地球は、広大な宇宙の中にあって、色々な生命体が互いにバランスをとり、あるいは支え合いながら生きている生息環境だ。どの生物にも、それぞれが誕生した理由があり、生き抜く権利があるはず。 小麦、米、野菜、果物などは、人類が野生種から改良し、育て上…

深海底に眠る宝の山:太陽光パネル素材のテルル (BBC-Science & Environment, April 11, 2017)

海には深さ10,000mを越える海溝 (trenches) もあれば、海底から高さ 3,000m級の山もある。 「カナリア諸島 (Canary Islands)」はアフリカ大陸北西沿岸に近い大西洋上に浮かぶ7つの島。その一帯の海底を海洋調査船「James Cook」で調べていた「英国国立海洋セ…

酸化グラフィン膜で海水を淡水化:将来の水不足に備えて! (BBC-Science & Environment, April 3, 2017)

地球上には約14億km3の水がある。しかし、飲み水に利用できるのは、わずか 0.01%。国連の調査によると、2025年には世界の人口の 14% (12億人) が飲み水の不足 (water scarcity) に直面すると予想される。 人類はどうしても海水に水源を求めなければならない。と…

イギリスの大気汚染:どんなにひどいか、だって? (BBC-Science & Environment, March 6, 2017)

イギリスの大気汚染についてBBC-Blog「So I Can Breath」が調査し、「その主たる責任はどこにあるのか」、「今後、何をなすべきか」についてまとめた。 1.イギリスの大気汚染は、どれだけひどいか? 大気汚染が、健康を阻害する主な要因の一つであることは…

手押し式井戸ポンプがアフリカを救う:地下水を絶やさないために! (BBC-Science & Environment, February 24, 2017)

泉、湖や川は、清浄な飲み水を確保するための大事な水資源だ。しかし、アフリカ東部の国 South Sudan, Somalia, Ethiopia, Kenyaは、近年、深刻な干ばつに襲われ、小さな湖や川は地上から消えた。およそ 2億人の命を守るためには、どうしても地下水に頼らざ…

その洗濯とドライブが海を汚染する!:なぜ? (BBC-Science & Environment, February 22, 2017)

毎年、推定950万トンのプラスチックゴミ(plastic waste)が世界中の海に捨てられている。その結果、地球上に生命を誕生させ、これを育んだ海(ocean)は、どこでも汚染が拡大した。とくに生命体への被害が深刻な汚染物質は、プラスチックゴミの15 - 31%を占め…

目の届かない地下はグチャグチャ!:フラッキング石油採掘 (BBC-Science & Environment, February 21, 2017)

原油 (petroleum) や天然ガス (natural gas) は、地下数千メートルの緻密な頁岩 (shale)層に含まれることが多い。数十年前、このような地層に、主として水、砂、化学物質から成る混合体を高圧で送り込んで、瞬時に周囲を破砕し、原油やガスが通りやすいよう…

大気汚染がひどいぞ、イギリス!:EU最終警告を突きつける (BBC-News, February 15, 2017)

イギリスの大気汚染 (air pollution) が深刻だ。今年 2017年の年が明けての 5日間、ロンドンは、EU (欧州連合) が定めた大気中の「二酸化窒素 (nitrogen dioxide)」濃度の年間平均規制値 (annual air pollution limit) 40 µg/m3を越えた。さらに、2月に入って…

ヒ素汚染「米」から身を守る!:炊飯・調理に一工夫を (BBC-Health, February 10, 2017)

ヒ素 (arsenic) は恐ろしい毒物だ。西洋では、その昔、「assassination (暗殺)」に使われ、日本ではヒ素鉱石から「rodenticide (殺鼠剤)」の「石見 (いわみ) 銀山ねずみ取り」、「猫いらず」が作られた。 ヒ素は土壌 (soil) にも含まれる。Bangladesh では飲…

植物がいやし、つくり出す!:人の健康と幸せ (BBC-Science & Environment, January 29, 2017)

短編小説の傑作、O. Henry (オー・ヘンリー)の「The last leaf (最後の一葉)」に描かれた「一枚の葉っぱ」。窓の外に見えた、そのたった一枚のツタの葉で、生きる希望を失いかけていた画家ジョアンナの心は救われる。 その気持ちは、病室で過ごさざるを得な…

魚のメチル水銀に要注意!:地球温暖化で毒性濃度が急上昇 (BBC-Science & Environment, January 28, 2017)

北半球の魚に異常が起きている。水俣病の原因となったメチル水銀 (methylmercury)の濃度が上がっているのだ。炭素 (C) と水銀 (Hg) が結びついた、この有機金属化合物(organometaric compounds)は、人体に極めて有害 (toxic)。とくに子どもの神経組織(nervou…

イギリス南極基地の棚氷に亀裂: ハレー基地は一時閉鎖に! (BBC-Science & Environment, January 16, 2017)

南極の異変は続く。棚氷 (ice shelf) に次々と亀裂が入り、裂け目が広がっている。 イギリスの南極基地「Halley base (ハレー基地)」は「Brunt Ice Shelf (ブラント棚氷)」の上に設営されている。その基地から数十kmほど内陸に入った地点で、昨年の10月31日…

南極の棚氷ラーセンCの崩壊で:海面上昇10cm避けられず (BBC-Science & Environment, January 6, 2017)

地震発生後に、突然、海岸を襲う津波は恐ろしい。しかし、ジワジワと海辺、砂浜に迫って、これを飲み込む「海面上昇 (rise in sea level)」も、最近の異常気象と相まって、深刻な被害をもたらす危険度の高い災害ファクターだ。 その最大の原因は、北極、南極…

気候変動だって!:そんなものに負けるもんか、野生生物 (BBC-News, December 28, 2016)

温暖な冬と悪天候が続く夏。これがイギリスのお天気の定番 (norm) になってしまった。とくに 2016年は各地で大雨、洪水が相次ぎ、「気候の不安定な 10年間 (unsettled decade)」で最悪の年であった。 野生生物 (wildlife) は、この気候変動に加え、イギリスで…

海の荒くれの波:そのエネルギーは人類が使い切れないほど (BBC-Science & Environment, December 24, 2016)

ドドドッドー。ドドドッドー。これでもか、これでもかと浜辺に打ちつける大波。冬の青黒い海は、飛沫(しぶき)をあげて相当に怒っている。小舟などひっくり返さんばかりの勢いだ。 なんとか、あのエネルギーを使えないものか。イギリスで、その研究が進められ…

再生可能エネルギーに欠かせない:極低温エネルギー貯蔵システム (BBC-Science & Environment, December 10, 2016)

電力会社が風力発電、太陽光発電などの「再生可能エネルギー (renewable energy)」を嫌う最大の理由は、そのエネルギーの「断続性 (intermittent)」にある。風が吹かないとき、あるいは雨天のときに必要なエネルギーを確保できないと主張する。 これまでは、…