文化・文学
「Tripadvisor(トリップ・アドバイザー)」は USのオンライン旅行代理店。旅行者の口コミ (traveller insights)やレビュー (review)をサイトに載せている。その投稿数がものすごい。ついに 10億件に達し、統計システムがブレイク・ダウンした。 この度、Tripadvi…
スマホや会話に夢中になって、うっかり飲み忘れ、冷めてしまったコーヒー、紅茶などを、水やりと肥料の補充が同時にできて一石二鳥とばかりに、室内の観賞植物の鉢に入れてしまう。こんな人が結構多いという。 では、本当に、その飲み残しが植物に喜ばれてい…
2年前に「Apple and A123 Systems」の Senior Eectiveの職を辞し、USのミシガン州に「battery technology Company」の「Our Next Energy(ONE)」を創設した Mr Mujeeb Ijaz。 その研究チームは、これまでの「Ni-Co batteries (ニッケル・コバルト電池)」とはま…
コロナウイルス (Covid-19)は、地球上に住む559万人の命を奪い、人々の生活や医療機関を含む社会システム全体に甚大な被害・影響を及ぼした。 この数年間で UK、USでは「Great Resignation (大量退職時代)」と呼ばれる陰気なムードが広がっている。早期退職あ…
中央アジア南西部のカスピ海に臨み、地図上ではIran, Afganistan, Uzbekistan, Kazakhustanに囲まれた国、それがTurkmenistan (トルクメニスタン)だ。かって王国を築いた誇り高きトルクメン人だが、ペルシャ帝国に支配されて、モンゴルのジンギス・カンの侵略…
道楽も、骨董、釣り、盆栽 程度であれば良いが、やたら小金を持ったばっかりに、意地を張り、欲を出して猟銃に凝りだすと始末が悪い。 地球の反対側にあるUKでは、わざわざ南アまで出かけてライオンやゾウなどの野生動物を撃ち殺す殺戮(さつりく)が「Sport H…
スコットランドの遥か北の海にあって、IcelandとNorwayとのほぼ中間に位置するのが「Faroe Islands (フェロー諸島)」。 一部の人の主張によれば、この群島 (archipelago)は、850AD頃、Vikingsが発見し、874ADに入植した土地だという。それまでは無人の島々だ…
1.春一番に咲くヨーロッパの野菊 デイジー (daisy) 風の強い Irelandの野に咲くデイジー (ヒナギク)は、高さ2.5- 10cm程度の可憐な花だ。日本に帰化して大型になり、道端や荒れ地に群れるヒナギクとは、だいぶ印象が違う。 そのDaisyは、春一番に咲く花だ…
2022年、干支(えと)のシンボルがウシからトラに変わる。その昔、牛は身近な存在であり、田んぼの代掻(しろかき)の重労働に欠かせない動力源だった。それに引き換え、ほとんどの人にとって、トラは想像上の動物だった。その状況は「宇治拾遺物語 巻第三の七『…
りっぱな温室を備えた貴族の館(やかた)ならいざ知らず、寒い地方の一般家庭にとって、観葉植物を無事に冬越しさせるのは、至難の技だ。とくに、出張・旅行で家を空ける機会が多い人は、この時期、旅先で気にかかるのが、自宅に残して来たカトレア、クジャクソ…
いくら「化石燃料から脱却したエネルギー消費社会をつくろう」と、詭弁を弄したところで、現在、世界中で急速に増え続けるエネルギー需要に対処することはできない。 UKに限っても、2050年にはエネルギー消費量が 2倍になると予想されている。太陽光・風力発…
Scotlandの西海岸沖に首飾りのような諸島「Westen Island or Outer Hebrides」がある。その中の一つの小さな島が「Benbecula (ベンベキュラ島)」。その島に住むMs Peggy MacSween (86歳)が、大事な結婚指輪を失(な)くしたのは、かれこれ50年以上も前のことだ…
「洗う手間が省けて、衛生的」との触れ込みだった。機内食に限らず、ほとんどのレストランや食堂でも、プラスチックの食器 (プレート、ナイフ、スプーンなど)が使われ、残り物と一緒にゴミ箱に捨てられてきた。 しかし、これはどう見ても異常だった。UKで毎…
自転車屋のライト兄弟が、12馬力のガソリンエンジンを使って、有人動力飛行を成功させたのは、1903年12月17日のことだった。 その後、飛行機の技術開発は目覚ましい発展を遂げ、世界の大都市の上空には常にたくさんの飛行機が飛び交い、ジェット旅客機は海外…
ScotlandのHighlands (ハイランド地方)の片田舎の小さな家(croft)に、その魔女は住んでいる。魔女の名は Ms Tonks Brown (36歳)。「The Isle of Mul (マル島)」に住んでいた12歳の頃、「Paganism (パガニズム)」を信じるようになった。 ところが高校に入ると…
「ハンバーグ、唐揚げ、ピザは大好きだが、生臭い魚は嫌いだ」。子どもばかりか、大人まで、こんなふうに魚を毛嫌いする。 確かに、サンマやイワシなどは、焼いても冷めると「fishy smell (生臭く)」なる。 英語の「fishy」には「うさん臭い」と言う意味もあ…
中国の武漢で発生したコロナウイルスは地球全体に拡散した。そのウイルスは、これまで 504万人以上の人命を奪い、世界中の人々の生活、経済を危機におとしいれた。医療関係者、商店・事業経営者は疲弊し、国の財政まで苦しい状況に追い込まれた。 そんな中で…
Halloweenは、お化け顔にくり抜いたカボチャとセルロイドのコーモリを飾り、ゾンビ、魔女の衣装を着て騒ぎまくるお祭りとなった。 どうにも、人には、「making your spine tingle (背すじがぞくぞくする)」ような「spooky (怖くて恐ろしい)」ものに惹かれる気…
その昔、ダイヤモンドには、闇に光を放つ不滅の力があり、エメラルドには、邪気を払う力があると信じられた。 ところが、なんと、ダイヤモンドとエメラルドをレンズに加工した豪華なメガネが、Londonの「Sotheby's (サザビーズ)」でオークションに掛けられる…
紅葉したモミジ、ケヤキの葉っぱが、乾いた秋の風に舞い散るとき、人はふと足をとめ、時の流れに気づいては、過去に思いをはせることがある。 生きている今の自分が大変な状況に置かれ、息苦しいほどのストレスに悩んでいるなら、なおさらだ。 そんな気分は…
あれから、かれこれ10年になる。Wales南部「Neath Port Tablbot (ニース・ポート・タルボット)」の小さな村「Cilybebyll (カラベビル)」に、小さな炭鉱「Gleison colliery (グライソン炭鉱)」があった。 2011年 9月15日。その日の午前 9時頃、坑夫 7人が、地…
Scotlandの「The Royal Botanic Garden in Edinburgh (エディンバラ王立植物園)」に勤務する園芸家 Mr Simon Allanは、樹齢200年、高さ16mの「Sebal palm (セバル・パーム)」の木に、毎日、水やり・肥料に気を配り、10年間育ててきた。 それは、まるで自分の…
「友達のメセージが気になってしかたがない」、「寝ても覚めてもスマホが離せない」。これはもうネット依存症 (中毒)だ。これに罹ったら、毒抜き (detox)が必要だ。人はこれを「digital detox」と呼ぶ。しばらくの間、電子デバイスを身辺から遠ざけることを…
これはなんとしたことだ。「足りない、足りない」と困っているのは、地球温暖化を招くほど、大気中に有り余っている二酸化炭素CO2。とくに、UKの食品業界で「food grade CO2 (食品用炭酸ガス)」が不足している。 原因は、CO2製造に必要な天然ガスの価格が高…
Walesの「River Severn (セヴァーン川)」といえば、UKでもっとも長い川 (全長354km)として有名。Wales 中部のカンブリア山地に源を発し、Shrewsbury, Worcester, Gloucesterを通って、「Bristol Channel (ブリストル海峡)」に流れ下る。 その川を遡上するサケ…
Walesの北西の地形は、魔女の顔のシルエットに似る。その魔女の鼻に当たるのが「lyn Peninsula (リーン半島)」。その南側の中央部に、人口約4,000人の港町「Pwllheli (プスヘリ)」がある。 Northamptonshireの実業家 Mr Richard Colton (1932-2015)は、自分…
知らない人について行ってはダメ、知らない人に気を許してはダメ。これは、昔からの鉄則だった。それが、ネット依存(症)の時代になると、子ども達まで変になった。知らない人とチャットを繰り返し、そのうち、だまされて犯罪に巻き込まれる事件が増えた。世…
人前で話すことが苦手な人は多い。ところが、要領の得ないことをダラダラあるいはボソボソと話す人も、それに劣らず多い。 つまりは、スピーチが下手だとか、人前ではあがってしまい、思うように話せないなどといった心配は、まったく不要。ほとんど誰もが、…
文化人として、身の回りを清潔・衛生的に保つのはエチケット。 でも、ドレスを一度だけ着て、その後、クローゼットにしまい込める人は、女王陛下かセレブの女優くらい。庶民であれば、着用した衣類は自分で洗濯しなければならない。これは、毎日の生活で重要…
トマトソース、シチュー、カレーなどを入れたプラスチック容器 (タッパー)は、ベトベトになって、洗うのが大変だ。 そこで紹介するのが、英国 TVプロダクション・エグゼクティブの Ms Deinse O’donoghue (デニーズ・オドノヒュー)のとっておきの裏技。以前、Irel…