ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

健康・医療

アンデスのラマの抗体:どんな「flu ウイルス」も殺す秘密兵器 (BBC-Health, November 2, 2018)

南米のアンデス地方で飼育されるラマ (Llama)。ラマは、酸素の薄い高地の棲息に適するように進化したラクダ科の動物。インカの民は、ラマに荷物を運ばせ、その長い毛を織物に利用した。 そして、今、ラマの特異な免疫システムが医学界で注目されている。ラマ…

15兆円のサプリ市場:効果が不明、かつ不要なものが多い (BBC-Health, October 27, 2018) 

1.「Green tea supplemet (グリーンティー・サプリ)」 お茶に含まれる緑茶カテキン「Epigallocatechin-3-gallate (没食子酸エピガロカテキンEGCG)」には強い抗酸化作用がある。この「抗酸化物質(antioxidant)」が心臓病やガンの予防あるいは減量にも効果が…

外科手術ができない外科医:でも、スマホいじりは得意! (BBC-News, October 30, 2018)

『創造力を養う教育が大切』と、政府は力説したが、口先だけだった。実際には、高校教育で、生徒が有名大学に入学できるようにと、数学や物理・化学などの主要科目に力を入れた。このため、GCSE試験でも芸術などの創造的な科目は不人気。(いや、なに、これは…

見栄えのわるい「ミバエ」:でも、その遺伝子は人によく似ていた! (BBC-News, October 25, 2018)

ミバエ (fruit flies)を下等生物 (humble organism)とバカにしてはいけない。その脳は、ケシ粒 (a poppy seed)ほどの大きさだが、神経細胞は約100,000ヶ。しかも「アルツハイマー病 (Alzheimer's disease)」患者の遺伝子によく似た遺伝子を数多く持っている。…

薬剤耐性菌の軍団は:「トロイの木馬」戦略で殲滅(せんめつ)せよ! (BBC-Health, October 26, 2018)

その長い長い戦いは、スパルタの美しい王妃ヘレネを、トロイアの王子パリスが奪い取ったことから始まった。ギリシア軍とトロイア軍の双方は、総力を挙げて血みどろの戦いを続けたが、ギリシア軍はなかななトロイアの城を攻め落とすことができなかった。 そこ…

ヘルペスウイルス:これがアルツハイマー病の元凶だった! (BBC-Future, October 23, 2018)

「自分が誰であるのか」さえ分からなくなる恐ろしい病気。それが「アルツハイマー病 (Alzheimer's disease)」だ。その患者数は世界中で3,000万人を越えるとされ、これまで有効な治療法もなく、あるのは、その症状を緩和する薬だけだった。 ところが Manchest…

子どもの風邪(cold)に:お勧め「できる薬」と「できない薬」 (BBC-Health, October 11, 2018)

『風が吹くのは、恋人が会いに来てくれる前触れ』。なんとも粋 (いき)ではないか。上代の大和びとはそんなふうに考えた (大野晋:古典基礎語辞典、角川学芸出版、2011)。 しかし、風はときに邪気も運び、これによって人は病に罹(かか)る。それが風邪 (cold)だ…

うつ病の予防には:地中海料理を食べること! (BBC-Health, September 26, 2018)

地震・地滑り、洪水、火山噴火などの「自然災害 (disasters)」の対策には、予知・予防が何よりも大切であることは、誰の目にも明らかだ。 しかし、これが「病気 (diseases)」となると、不思議にも医療関係者の思考が常軌を逸する。ガン (cancers)、心臓疾患…

医療費削減に巨大薬品メーカーが抵抗:高等法院判決であえなく決着 (BBC-Health, September 21, 2018)

顔は笑っているが、その目には欺瞞と意地悪さがありあり。そんな人は昔からいた。 「目は口ほどに物を言う」、「目は心の鏡:典拠 [孟子、離婁・上]」と言い、英語では「The eyes are the window of the soul.」とのことわざがある。 ところが、人の心を読み…

乳酸菌ヨーグルト:人によっては全く効果なし! (BBC-Health, September 6, 2018)

ヨーグルト (yoghurt)、ケフィア (kefir)、納豆・漬け物は、「probiotics (プロバイオティクス)」と呼ばれる。「good bacteria (善玉菌)」の宝庫と、もてはやされ、「軽い胃腸の不具合 (digestive ailments)」には乳酸菌サプリやヨーグルトが効果的と言われ…

心臓は男性よりも女性が断然強い:でも「心臓年齢」にご注意! (BBC-Health, September 4, 2018)

若いからと言って、安心できない。心臓は、「実際の年齢 (actual age)」よりも密かに老化していることがある。心臓が老化すると、「早死 (early death)」を招く他に、心臓発作 (heart attack)や脳卒中 (stroke)の発症リスクが高くなる。そして、たとえ、命を…

変幻自在の化け物「ガン」は:AI (人工知能)で叩く時代! (BBC-News, September 1, 2018)

ガン (cancers)は、人類にとって手に負えない厄介もの。とにかく、「ever-changing (変幻自在)」で、追っ手が現われても、すぐに変身する術を心得ている。 これでは、どんな重武装の機動隊が出動しても、探し出すことも、掴まえることもできない。おまけに、…

ぐっすり眠ることの難しさ:眠れない睡眠障害ってなに? (BBC-News, August 29, 2018)

夜グッスリ眠って、小鳥のさえずりで目が覚める。この、なんんでもないことが、難しいことがある。夜が来て暗くなり、体に疲労感を感じて眠るのは、ごく自然なこと。しかし、ときに、悩みごとがあったり、「待ち遠しいこと」で胸がワクワクしているときなど…

痩せ薬「ロルカセリン」:その有効性と安全性が確認される! (BBC-Health, August 27, 2018)

体重の気になる人の誰もが待ち望んでいた薬の1つが「weight-loss drugs (抗肥満薬)」つまりは痩せ薬の「Lorcaserin (ロルカセリン)」。実は、2012年に、すでにUS当局で認可され、2013年から商品名「Belviq (ベルヴィーク)」として販売されていた。 しかし、…

咳(セキ)の治療に抗生物質だって?:まだ、そんな医者が世に溢れていた! (BBC-Health, August 23, 2018)

余り知られていないが、16世紀になって使われ始めた英単語に「bonze」がある。声に出して呼んでみると分かる。これは「坊主」のことだ。16世紀と言えば、日本では織田信長の安土桃山時代。その頃、日本に足を踏み入れたポルガル人が、その言葉を本国に持ち帰…

「座り過ぎ病」、「心の病」の特効薬:それは体を意識して動かすこと (BBC-Health, August 9, 2018)

縁起ものの「だるま」の由来となった「達磨大師 (Bodhidoharma)」は中国禅宗の祖。今から約1,600年前に洞窟の岩壁に向かって座禅を続け、悟りを開いたとされる。 しかし、達磨の所業は、「運動不足 (physical inactivity)」の最たるもの。現代人が達磨大師の…

医学部が嫌う女性志願者:でも、患者の命を多く救うのは女性の医者 (BBC-Health, August 2, 2018)

「医者になっても、すぐに辞めてしまうから」などとの理由で、医学部の受験では、女性が差別的あるいは不利に扱われていた。東京地検特捜部が東京医科大学の裏口入試事件を捜査する過程で、どんでもない不正入試の事実が明るみになった。 ところが医者は医者…

医者の内輪喧嘩で手術ミス:死ななくともいいのに患者が死亡! (BBC-Health, August 4, 2018)

人にとって、心の拠り所は宗教(寺社)や聖職者・牧師 (priests)であり、治安の拠り所は警察であり、教育の拠り所は文部科学省・大学・学校であり、医療や健康の拠り所は病院・医者であり、スポーツではチームの責任者・監督であるはずだ。拠り所の信頼が崩れ…

オメガ3サプリの神話が崩れた:心臓疾患の予防には役立たず! (BBC-Health, July 18, 2018)

大した根拠もないのに、勝手に持ち上げられたり、けなされたりするのは世の常だが、「オメガ3サプリメント」も御多分に洩れない。 1980-1990年代に実施された臨床試験から、オメガ3のサプリメントは、なぜか、「心臓血管疾患 (cardiovascular disease)」の予…

鎮痛剤オピオイド:使い方を間違えて依存症、死亡事故多発! (BBC-Health, July 22, 2018)

膝・腰が痛い、あるいは頭が痛いなどは誰でも経験すること。しかし、心臓病やガン患者の痛みは、相当なものだと聞く。進行性ガン (advanced cancers)の 30 - 94%は、激痛に襲われ、終末期患者の半数以上は、人生最後の 3ヶ月を「opioid (オピオイド)」の世話…

女性は40代から要注意!:脳の健康維持には「よもやま話」 (BBC-News, July 14, 2018)

人は、新聞の三面記事を見下して、「ゴシップ記事」とも言う。「gossip (ゴシップ)」とは嫌な言い回しだが、その言葉の変遷ほど「gossip」に富んだものも珍しい。 ・中世初期の「Old English (古英語)」では、「gossip」は「godsibb」と書かれ、その意味は g…

ガン治療:信頼できるのは現代医療、それともオカルト(神秘的な力)? (BBC-Health, July 20, 2018)

その昔、悪霊(あくりょう)あるいは性悪のキツネか、とにかく、何か得体の知れない「なにものか」が取り憑くと、「病(やまい)」になると信じられた。そこで、その悪霊たちを追い払うために、祈祷師がお呪(まじな)いを唱え、神社・寺のお札を患者の額(こうべ)…

アドレナリンは悪魔の取引:生存率0.08%upのために魂を売る! (BBC-Health, July 19, 2018)

「失いかけた命をアドレナリン (adrenaline)が救う」などと、いったい誰が、どんな科学的根拠 (evidences)があって言い始めたことだろう。しかも、この60年近く、医療関係者はなんの疑いもなく、ほとんど盲目的に緊急時のアドレナリン注射を「standard care(…

ねとねとスライム粘土:それに含まれるボロンで体がボロ、ボロンに! (BBC-Health, July 17, 2018)

今から約4,000年前、「Babylonians (バビロニア人)」ば、金 (gold)の冶金技術(metallurgy)を高度に発展させ、金の純度を上げるために「ホウ砂 (borax)」をflux (融剤)として使った。したがって、英語の「borax (ホウ砂)」の語源は、かってペルシャで話された「…

日焼け止めクリーム:英国流の選び方、使い方 (BBC-Health, July 25, 2018)

キツネ色にこんがり日焼けした肌は、若々しく健康的だ。しかし、だからと言って、夏の強い日差しに当たりすぎると、肌のトラブルを招きかねない。何ごとも、「ほどほど (moderately)」が肝心。 ところで、この夏の猛暑は異常だ。Londonでも33℃を記録した。強…

便潜血検査FOBTの驚き!:大腸ガン、他の致死率の高い病気を予測 (BBC-News, July 17, 2018)

毎日、気配りする項目で最優先に置くべきことは、誰にとっても健康に違いない。しかし、なにも神経質に鏡を覗かなくとも、体の調子は子どもでもわかる。熱がでる、体がだるいは黄信号。尿や便に血が混じったら赤信号だ。 さて、Scotlandの「Ninewells Hospit…

「心を失う病気」認知症:その驚くべき性差別! (BBC-Future, July 12, 2018)

ベートーベンは20代後半に「聴力」を失って、苦しんだ。しかし、もしも、人が「心」をなくしてしまったら.....。 「dementia (認知症)」の語源はラテン語の「dement」。「心を失う (out of one's mind)」という意味だ。認知症とは、記憶・認知機能に支障のあ…

マジック・マッシュルーム:「うつ病」重症患者の脳をリセット (BBC-Health, July 1, 2018)

1.幻覚剤の研究が遅れた理由 1960年代、若ものは、映画「いちご白書 (Strawberry Statement)」に涙し、学生運動にのめり込んだ。そして「counterculture (体制批判文化)」も生まれた。 さらに、その時代背景にあって、どういうわけか、hippie (ヒッピー), m…

乳ガン腫瘍細胞の突然変異体:そのバーコードを探って分子治療 (BBC-Health, June 27, 2018)

「戦いに勝つための必須条件は、敵を知ること」。これは、孫子がBC500年ころ中国最古の兵書「孫子」で諭した言葉だ。 ところが、ガン (cancers)の治療では、この兵法の基本に準じた戦いができずに、遠回りの、かつ、的外れの戦法を強いられ、どれだけ、無駄…

赤ちゃんは「夜明け前4時」に生まれる:進化の過程で得た知恵か? (BBC-Health, June 15, 2018)

「進化 (evolution)」の過程では、生存環境に適さない生物は脱落し、適したもの、あるいは適すように努力したものだけが生き延びるという、苛酷な側面がある。 London大学「Universituy of College London」の Dr Peter Martinらの研究グループは、2005 - 20…