ヒロシのWorld NEWS

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健康

先進国でも貧困に苦しむ子ども:7人に 1人は まともな食事ができない (RTE-News, Dec 6, 2023)

「貧」は「貝 (お金)」と「分 (分散させる)」の 2つの漢字で成り立つ。つまり、「貧しい」とは、「お金を使いすぎた (散財した) こと」を意味する。 しかし、古代中国人の、この考え方はどうもしっくりこない。現在、貧しさに苦しむ人の多くは、大金に縁もゆか…

職場のイジメ:加害者のずる賢さに負けずに問題を解決するために (RTE-News, Nov 13, 2023)

「姑(しゅとめ)の嫁いびり」は昔からあったという。しかし、近頃は、国会・地方議会の議員あるいは地方自治体の長が、昔の姑(しゅうとめ)の真似をして、弱い立場の事務担当者をイジメることがはやっているという。なんとも「優れた人物」が選挙で選ばれている…

自慢にならない 3時間睡眠:鬱(うつ)のリスクが高まるだけ! (RTE-News, Oct 20, 2023)

「ナポレオンは一日たったの 3時間しか眠らなかった。だから、少しぐらい寝不足が続いたって、どおってことはない」などと、高(たか)をくくっていると、大変なことになりかねない。 UCL Institute of Epidemiology and Health Care (UCL疫学・ヘルスケア研究…

健康に欠かせないフルーツ・野菜:Irelandだって生産が危ない! (RTE-News, Oct 11, 2023)

オレンジにリンゴ、ニンジン、トマト、ネギ、レタス、キャベツ、ホウレンソウ。どれもこれも健康を維持する上で欠かせないフルーツ・野菜だ。しかし、Irelandでは、その生産と消費のあり方が問われている。 これらの食品は、どの国でも、あり余るほど多く生産さ…

誘い・頼みを断りきれず:二つ返事で「いいよ!」と言っていると ― (RTE-News, Sep 15, 2023)

信号機のない交差点や踏切をクルマで渡るとき、だれでも、一旦停まって、少なくとも1、2度は左右を確認しているはずだ。また、それがドライバーの義務でもある。 それなのに、友達の誘い・頼みには、よく考えもせずに、二つ返事で引き受けてしまう。後(あと)にな…

英国人の10人に一人が半年に一度だけ洗濯するもの:それは何? (RTE-News, Sep 13, 2023)

紳士の国 UKも、清潔感に関しては怪しいものだ。「一年にどれくらいバスタオルを洗っているか」について尋ねた最近の調査によると、イギリス人の10人に一人が「半年に一度」と回答したという。戸数にして数百万の家庭で、めったにバスタオルを洗濯していない…

ストレス:身体はボロボロ、免疫機能が低下し、老化を早める! (RTE-News, Aug 28, 2023)

いつまでも、あれこれと心配していると、心が暗くなる。それに、悩みはメンタルヘルスにとどまらず、からだのいたるところに悪影響を及ぼす。 国際的な医療サービス企業「Ruspa」の臨床副部長 Dr Luke Powlesによると、慢性的なストレス (chronic stress)は…

あお向け、横向き、うつ伏せ:どれがもっとも理想的な睡眠姿勢? (RTE-News, Aug 27, 2023)

ベッドに入っても、なかなか寝付けないときは、横向きになったり、仰向けになったりと、その姿勢をあれこれと変えてみる。 ところが、寺の修行僧には睡眠姿勢が決められていて、涅槃仏(ねはんぶつ)と同じように、からだの右横を下にして眠るとか。 では、一…

乗り物酔い:あの地獄の苦しみを避けるために知っておくべきこと! (RTE-News, Aug 21, 2023)

飛行機が乱気流にもまれて上下に激しく揺れ動く、ボート・ヨットが沖合の波に翻弄される、あるいは、古いバスが排気ガスをばらまきながら街なかを停車、発進を繰り返す。こんなときは、吐き気が込み上げて来て、たまらなく不快な気分になる。 この「乗り物酔…

1日5,000歩だけでも:心臓疾患・早死のリスク急減の効果あり! (BBC-News, Aug 9, 2023)

さて、ドンドン、どんどん歩け。 町中はブラブラ歩き、山の小道はテクテク歩き、学校・職場にはゾロゾロ歩き、暑い夏の盛りはダラダラ歩く。 ただし、飯(めし)だ、祭りだとなったら、さっさと歩く。なんとも人間は事と次第で歩き方もずいぶんと変わるものだ。…

だれかれ構わず「喜ばせたい」:人に嫌われたくない気質は危険!(RTE-News, Aug 6, 2023)

それは 「八方美人」に近い。ただし、セラピスト Ms Rachel Cookeによると、「people pleasers (喜ばせたがりや)」とは、常に自分のことを犠牲にし、相手の言い分を聞いてあげて、過剰なまでに人を喜ばせたいと思う人のことだ。 その具体的な行動の特徴は ・goi…

ホリデー:疲れたストレス頭が幸福ホルモンで満たされるとき! (RTE-News, Jul 13, 2023)

「Hoida]y (休暇)」は、仕事から開放されて、好きなことができる時間だ。その気分は「愉快」につきる。 その日、雨が降ろうが、雪になろうが、休みは休み。誰からも束縛されない自由気ままな時間は、なぜか、心がはずむ。 ホリデーは恋人に似ている。それ自体…

いとしい足の健康のはなし:その足に自信がある? (RTE-News, Jul 27, 2023)

日ごろ、靴下に包まれて、外出するときは、いつも靴の中とあっては、自分の足(feet)をじっくりと観察する機会が少ないのも当然。それに、足に自信がないせいか、足と聞いただけで「visibly squirm (モジモジする)」人もいるとか。 しかし、きれいな足は健康…

血圧を下げるには:ウォール・スクワット、プランク運動がベスト! (BBC-News, July 26, 2023)

血圧 (blood pressure)が 140/90mmHg以上になると、血管、心臓、脳、腎臓、目に負担が掛かり、心臓発作や脳卒中の発症リスクが高まることが知られている。 その血圧を下げるためには(降圧剤は別にして) ・eat healthily (cutting down on salt) :健康的な…

時差ボケなんか怖くない:気楽な海外旅行を100倍楽しむために!(RTE-News, July 9, 2023)

夏のバカンスや仕事で北米あるいはヨーロッパの空港に到着すると、日本との時差は約12時間。これで、体内時計 (body clock)がすっかり狂ってしまう。いつもの昼と夜が逆転しているので、からだも心もストレスでいっぱいになる。そして眠い。ところが、ねむけ…

ショッキングな真実:ホテルの部屋の気づかない汚れ・ばい菌! (RTE-News, June 29, 2023)

ホテルは本当に清潔か。格安料金のビジネス・ホテルならまだしも、5つ星の高級ホテルだったら、汚れ・ばい菌とも無縁で、清潔でないはずがない。誰しも、そんなふうに考えがちだ。 ところが、Leisester大学の Dr Primmrose Freestoneによると、実は、そうでもな…

朝の一杯のコーヒーで:シャキッとするのはカフェインのせい? (RTE-News, June 29, 2023)

野菜たっぷりの朝食を済ませたら、ケトルのお湯を沸かし、ミルでコーヒー豆を挽(ひ)く。次に、食器棚から取り出した「my favourite cup of joe (お気に入りのコーヒーカップ)」に、ペーパーフィルターで抽出したコーヒーを注ぐ。さあ、あとは至福の時間だ。…

「日曜のおびえ」:サザエさん症候群には扁桃体ハッキング! (RTE-News, Apr 3, 2023)

楽しかった日曜日。やがて、太陽が西に沈んで、辺りが暗くなり始めると、どうにも憂鬱で、気分が晴れなくなる。またまた、明日の月曜から嫌な仕事が始まると思うと、心がふさぐ。この心理状態が「Sunday scaries(日曜の怯え、または、サザエさん症候群)」。 …

ほんのちょっとの「 ひと休み」:気分一新、癒やし効果抜群! (RTE-News, Apr 5, 2023)

見知らぬ人が耳元でささやく『ほんのちょっとだけ (Just a littel bit, just a second.)』は欺瞞(ぎまん)、詐欺、策略、陰謀に満ちた悪魔の甘言だ。くれぐれも騙されてはいけない。 けれど、それとは逆に、『take micro breaks (ほんのちょっとだけ、ひと休み…

花粉症とダニ・アレルギー:その、しつこい症状を軽減するコツ! (RTE-News, Apr 25, 2023)

野山の雪が溶け出す2、3月、草木は、みな目覚めて、子孫を残す生命活動に入る。スギ、ヒノキ、ヒバ、マツなどの樹木は、ところ構わず、ぼう大な数の胞子を空中に撒き散らし、カモガヤ、ナギナタガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの雑草も、われ先にと争って花粉をば…

足を組んでイスに座ると:男をダメにし、首痛・腰痛の原因に! (RTE-News, Mar 29, 2023)

1.Introduction:はじめに 人の心は、覆い隠そうとしても、つい、顔の表情 (facial expressions)やしぐさ・態度(gestures)に現われてしまうもの。けれども、「しぐさ」は、相手に自分の気持ちを伝えるために、なくてはならないものでもある。 ただし、卑劣…

目まいがするまでグルグル回れ:ゴリラたちの「うっぷんばらし」 (RTE-News, Mar 14, 2023)

哺乳類 (Marmal)霊長目 (Oder Preimates)の中でも、しっぽがとれた「ヒト科 (Family Hominidae)」は、しっぽがついたままの「オナガザル科 (Family Cercopithecidae)」とは完全に区別される。 さて、類人猿 (Ape)すなわちヒト上科 (Superfamily Hominidae)の…

「一日8,000歩」を週に1、2回:これで確実に寿命が伸びる! (RTE-News, Mar 28, 2023)

「レギュラー・エクササイズ (regular exercise)」とは、ずいぶんとあいまいで、わかりにくい言葉だ。そもそも英語の「regular」にはいろいろな意味がある。しかし、ここでは「habitual routine (毎日、欠かすことのない)」の意だ。つまり、朝、ベッドから起…

萌えいづる春:なにもかも刷新し、リフレッシュするチャンスだ! (RTE-News, Apr 7, 2023)

石(いわ)ばしる 垂水(たるみ)の上の さ蕨(わらび)の 萌え出(い)づる春に なりにけるかも [ 万葉集 巻八 春の雑歌 ] 今からおよそ1,300年前、飛鳥の地で育った「志貴皇子(しきのみこ) [668- 716]」は、春の到来で野山が色めく景色を、このように歌に詠んで愛…

朝食を抜くと免疫力がガタ落ち:感染症、心臓疾患、ガンのリスク増 (RTE-News, Feb 28, 2023)

朝食を抜くと、人間のからだはどうなるか。 「Icahn School of Medicine at Mount Sinai( マウントン・サイナイ医科大学)」「The Cardovascular Research Institute (心血管疾患研究所)」の Dr Filip Swirskiらの研究グループは、マウスを使った動物実験に基…

日暮れの早い冬:体内時計と睡眠パターンが変わる! (RTE-News, Feb 17, 2023)

野山の草花は秋に枯れて、春に芽を出し、森のチップマックやクマも晩秋に冬眠(hibernation)に入り、春になると再び地上に姿を現わす。 なにしろ、冬は気温が下がって生息環境が極端に悪化する。地上の生物は、なんとか、厳しい冬を切り抜けようと進化してき…

カフェインで元気「ただ乗り」とはいかない:代償はどっと来る! (RTE-News, Jan 30, 2023)

1.Coffee and Caffeine:コーヒーとカフェイン 喫茶店で一杯のコーヒーを注文する際に、エスプレッソ、カフェラテ、アメリカンのどれにしようかと、その選択に迷うことがある。 しかし、どれにしても、コーヒーには覚醒作用のある「精神刺激剤 (stimulant)…

たった10分で暗い気分が吹っ飛ぶ:とっておきのテクニック6!(RTE-News, Jan 27, 2023)

どうにも、今いち、気分が乗らない。これは寒い冬の気候のせいか。それに、今朝はパートナーと喧嘩してしまった。会社の仕事もうまくいっていない。 こんなときに限って、弱り目にたたりめ、泣きっ面にハチ。不愉快なことが次から次へと起こるもの。しまいに…

あなたは朝型(morning lark):それとも夜型(night owl)? (RTE-News, Jan 12, 2023)

人間の脳の奥の視床下部に、視交叉上核 (suprachiasmatic nucleus)と呼ばれる神経細胞群がある。ここが体内時計(概日リズム)の役目を担っている領域だ。体内時計のサイクルは約24時間。これよりも長めだと「夜型 (night owl)」になりやすく、短めだと「昼型 …

寒中水泳:そのとき、からだは「冷たさ」にどう反応しているか? (RTE-News, Dec 25, 2022)

農家の稲刈りが終盤に差し掛かった晩秋のころ、グワグワと騒がしい掛け声をあげて、北の空からマガン、白鳥が群れをなして飛来する。そして、やがて大寒の終わりを告げる節分が近づくと、よく晴れた朝、その渡り鳥たちは一斉に上昇気流に乗って空高く舞い上…