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ゲノム編集「心不全治療」:熱帯魚テトラの遺伝子を探れ! (BBC-Health, November 21, 2018)

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 ホテルやレストランの水槽の中でよく見かける淡水熱帯魚のテトラ。なかでも、メキシコ北部の河川に生息する「Mexican tetra fish」は数奇な運命をたどった種だ。
 およそ150万年前、突如として襲った洪水により、そのテトラ種は洞窟の中まで押し流されて、その後、そこに閉じ込められてしまった。
 悠久の暗闇 (perpetual darkness)の中で、テトラの目は退化し、体の色素を失った。しかし、失ったものは、それだけではなかった。テトラの特異な生存能力である「heart tissue (心組織)」の「self-healing (自己治癒力)」まで失ったのだ。

 Oxford大学の Dr Mathilda Mommersteegらの研究グループは、河川に生息する「Mexican tetra fish」とそれが洞窟内で進化した「Blind cave tetra」の2種のテトラの遺伝子を比較した。すると、洞窟に生息するテトラには遺伝子「lrrc 10」と「caveolin」が欠けていること、したがって、この2つの遺伝子が心臓の自己治癒に大きく関与しているらしいことが分かった。
 そこで、鑑賞魚「zebrafish (ゼブラフィッシュ)」の遺伝子を操作し、その遺伝子「lrrc 10」のスイッチをオフにしたところ、やはり「zewbrafish」も心組織の自己治癒力を失った。

 もちろん、遺伝子「lrrc 10」、「caveolin」は人間にも存在し、とくに「lrrc 10」は「拡張型心筋症 (dilated cardiomyopathy)」に関与していることが分かっている。

 現在、心臓発作 (heart attack)などで「心不全(heart failure)」で苦しむ患者はイギリスで数十万人。しかも、過去20年間、心不全の「生存率 (survival rates)」はほとんど変わっていない。心不全発症後の「平均余命(life expectancy)」は、大抵のガンよりも短い。
 その原因はこうだ。人間の心臓は、一度、損傷を受けると、河川に住む熱帯魚「テトラ」のように、その傷を修復させることができない。心不全患者は、一生不自由な生活を強いられるか、「heart transplants (心臓移植)」を選ぶか、どちらかの選択に迫られる。

 この発見で、いつの日か、心不全の治療には、「Crison-Cas9」などの核酸分解酵素「ヌクターゼ」を使ったゲノム編集が実施され、DNAを修復して「心組織」の回復を目指すことも夢ではなくなった。

 なお、Dr Mommersteegら研究結果の詳細は、医学雑誌「Cell Reports」に発表された。

                     (写真は添付のBBC Newsから引用)

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性悪ガン細胞め、これでも食らえ!:毒グリコースで退治できるか? (BBC-News, November 21, 2018)

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 水辺に生える「野ゼリ」と「毒ゼリ」、キノコの「本シメジ」と「クサウラ紅茸」は、いずれも見分けが難しい。では、単糖類の「glucose (グルコース)」と「mannose (マンノース)」はどうか。この2つを見分けるのはもっと難しい。何しろ、化学式はどちらもC6H12O6。違うのは、その高分子構造のヒドロキシ基 (-OH)の配列だけだ。
 ところが、この「mannose (マンノース)」を性悪ガンの囮(おとり)に使った、まったく新しいガン治療の可能性が出てきた。

 人間の体の細胞は活動するためにグルコース (ブドウ糖)が欠かせない。しかし、ガン腫瘍細胞は、正常な細胞よりも、もっとグルコースを欲しがる。ガン細胞を増殖するためには、グルコースが幾らでも欲しいのだ。まさに「starbing (飢えた)」状態にある。

 Glasgow大学の Kevin Ryan教授らの研究グループは、グルコースが欲しくてたまらないガン細胞に、グルコースによく似たマンノースを食べさせて、そのお腹の調子を狂わせると、ガン細胞が増殖できなくなることを発見した。
 どうやら、ガン細胞内に微量に存在する酵素「phosphomannose isomerase (マンノースリン酸イソメラーゼ PMI)」に「mannose (マンノース)」が結合し、グルコースの吸収を阻害しているようだという。

 マウスを使った動物実験では、副作用は確認されず、「子宮ガン」、「腎臓ガン」、「乳ガン」、「前立腺ガン」、「大腸ガン」に劇的な効果が認められた。

 この「mannose (マンノース)」は、サプリとして販売され、「urinary infections (尿路感染症)」の短期的な治療にも処方されている。

 さらに「The Cancer Research UK (CRUK)」Beatson Institute (ビートソン研究所)は、抗ガン剤「cisplatin (シスプラチン)」、「doxorubicin (ドキソルビシン)」を使った「化学療法」に、この「mannose (マンノース)」を併用すると、抗がん剤の効果が増幅されることを明らかにした。

 ただし、これらの研究は、まだ始まったばかりで、ガン患者に対する臨床実験はこれからだ。したがって、この段階で、ガン患者が自己判断で「mannose (マンノース)」を服用することは危険。
 そうは言っても、安価な「マンノース・サプリ」でガン細胞をやっつけることができるとすれば、これは驚くべき発見だ。天上の創造主が人間界に与えた「a glimmer of hope (一縷の望み)」あるいは罪深い人間に下した「一条のクモの糸」かも知れない。
                     (写真は添付のBBC Newsから引用)

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冬どんよりと暗く寒い国:お酒を飲み過ぎて肝硬変が続出! (BBC-News, November 19, 2018)

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 万葉の時代、神事儀式に欠かせない聖なる神水(じんすい)であったお酒。時を経るにつれて、嬉しいときや、悲しいときにも、一般庶民に飲まれるようになった。
 お酒には「血管拡張作用 (vasodilator action)」があり、血管を弛緩させて血の巡りを良くし、皮下組織にまで十分な血液を送り届ける。
 しかし、お酒を飲むと、良いことばかりがあるわけではない。飲み過ぎると、ガンを誘発したり、「うつ病 (depression)」の暗闇に引き込まれるリスクが高くなる。

 「Castle Craig Hospital」のDr Peter McCannらの研究グループは、193ヶ国に関する「WHO (世界保健機関)」と「The World Meteorological Organisation (世界気象機関)」のデータに基づいて、アルコール消費量と気象との関係を調べた。
 その結果、冬寒く、日照時間も少ない国 (Ireland, UK, Germany, Poland)は、ヨーロッパの地図上に、アルコール消費量の多い中央ベルト帯を形成し、これらの国では「cirrhosis(肝硬変)」などの「liver diseases (肝疾患)」を患い、最終的には「liver failure (肝不全)」を招いて死に至るリスクが高いことが分かった(研究結果の詳細は医学雑誌「Hepatology」に発表)。

 同様の傾向は、「エディンバラ国際文化サミット2018」にて報告されたWHOのデータにも認められた。なお、その報告書によると、ヨーロッパのアルコール消費は高止まりを続け、限度を超えた飲酒によって、成人人口のおよそ半数が、短期的かつ長期的な健康上の問題や社会的な問題を引き起こすリスクを抱えているという。

 ただし、日本のアルコール消費の状況を見る限り、「The Centre for Addiction and Mental Health (英国依存症・メンタルヘルスセンター)」のJurgen Rehm教授が指摘するように、飲酒の背景には、気象だけに留まらず、生活環境や貧困、地域文化・歴史などの要素が、複雑に関与していそうだ。
 確かに、冬になると空はどんよりと曇り、雪が降って日中でも暗く、寒さの厳しい新潟、秋田、青森などの日本海側東北地方では、1人当たりのアルコール摂取量が多い。しかし、この数年、20歳以上の成人1人当たりアルコール消費量が最も多い都道府県は東京であり、次いで、冬の天候に恵まれた鹿児島、宮崎、沖縄の人も結構、お酒を飲んでいる。

 「冬寒く、暗い (a cold, dark climate in winter)」。その上、高齢化が進んで街は活気を失い、仕事がなく、「貧困」にあえいで「自殺率」の高い地方はどこか。どの国でも、そんな地方で酒が飲まれていないはずがない。それこそが大きな社会問題 (social problems)だ。

                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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そのプヨプヨ脂肪:免疫細胞の働きを妨害し、ガンを助太刀していた (BBC-Health, November 12, 2018)

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 暴飲暴食に、やりたい放題、つんのめり。やりたくないのは、運動、早起き、仕事に人助け。とくに人助け (service)が嫌いなヒトは、なぜか、市役所職員・公務員に多い。
 こんな風潮がまかり通る昨今、いくら慈悲深い創造主とて、あきれて見放すはずだ。

 今、世界中に肥満のヒトがあふれ、その数約19億人。成人人口の30%以上に達した。「太っている方が偉く、お金持ちに見える」などと悠長なことを言っていられない。
 肥満 (obesity)は2型糖尿病、心臓血管疾患、感染症を招き、なんと言ってもガンの発症リスク要因となる。ガンの種類によっては、肥満にならないようにするだけで、リスクが50%も下がる。
 肥満に端を発した様々な病気。それは個人の健康・生活だけに留まらず、どの国の医療財政にも大きな負担となってのしかかる。

 しかし、これまで、肥満とガンとの間に強い関連性があることは分かっていても、なぜ、肥満がガンを引き起こすのか、そのメカニズムが解明されていなかった。

 「Trinity College Dublin (ダブリン大学トリニティ・カレッジ)」の Lyndin Lynch准教授らの研究グループは、肥満が「cellular metabolism (細胞代謝)」、「gene expression (遺伝子発現)」、「function of NK cells (ナチュラル・キラー細胞の機能)」、「cancer development (ガン発生)」に及ぼす影響について研究を進めた結果、体に溜まった余分な脂肪の「fat molecules (脂肪分子)」が、免疫細胞の「Natural Killer cells (ナチュラル・キラー細胞)」を詰まらせて、その働きを妨害していることが突き止められた。

 今回のLynch准教授らの発見は、新たなガン治療薬の開発につながるものと期待されている。
 なお、ガンを寄せ付けないためには、次の5項目を守ること。

・keep a healthy weight:健康的な体重の維持
・stop smoking:タバコをやめる
・eat a healthy diet:健康的な食生活
・cut back on alcohol:アルコール摂取量を減らす
・avoid sunburn:直射日光を避ける

追記:少々、茶人くさい話で恐縮だが、いかに世の中が不公平、諸々(もろもろ)の神々の裁きも不公正と言えども、わがままを通して、おもしろおかしく暮らし、「自己研鑽」も「善行を積む」ことも忘れて、権力と欲に目を奪われていては、必ずや、その「付け」が回ってくるに違いない。

追記2:この一文をまとめるに当たって、以下の優れた記事も参照した。記して謝意を表したい。
・Medical Xpress: Novenber 12, 2018
[ Scientist shine new light on link between obesity and cancer] 
・Technology Networks: November 12, 2018
[ 'Fat-clogged' Immune Cells Fail to Fight Tumors]

                   (写真は添付のBBC Newsから引用)

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19世紀に難破した帆船から黒ビール発見:イギリスに里帰り! (BBC-News, November 16, 2018)

 

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 ウイスキーラム酒にワインなどは、熟成が進めば進むほど芳醇 (ほうじゅん)でまろやかな味になるという。これに反して、生まれたときは、水晶のように透明かつ純粋であった人の心は、大抵、年を経るにつれて、生活の汚れにまみれて濁るか色あせ、饐(す)えて鼻持ちならないものに変化する。

 作家ジャン・ジオノは、かって、南フランスのプロヴァンス地方の片田舎に住み暮らす人びとのようすを「木を植えた男」[あすなろ書房1989] に著した。
 冬寒く、耕地は荒れ果て、毎日の食にも事欠くような貧しい集落では、村人は、気品・美徳を保つことを忘れ、わずかばかりの利権・利得をめぐって互いに角(つの)を突き立てて、いがみ合って暮らす。心の病に冒され、自殺に追い込まれる人も後を絶たない。それでも、お役人は、極々表面的な人びとの生活しか見ようとしない。

 あれから約100年。なんと、その情景は、現在の日本の地方にそのまま当てはまる。哀れでならない。

 さて、Scotlandと言えばウイスキー。しかし、1800年代、Glasgow の「Wellpark Brewery( ウェルパーク醸造所)」で「Tennent's Lager (テネンツ・ラガー)」と呼ばれる「stout (黒ビール)」が生産され、EnglandのLiverpoolを経由して「Clipper ships (クリッパー帆船)」の定期便で Australiaへと運ばれていた。

 ある日のこと。クリッパー船「The Light of the Age (現世の灯り号)」は乗客42人ともに、塩、スレート、ジャム・ピクルス類、ビール、ウイスキーなどを満載し、Liverpoolから出港して、AustraliaのMelbourne港へと向かった。
 やがて、大陸が見えて上陸が間近に迫る。しかし、Melbourne港に入るには「Port Phillip Heads」を通過する必要がある。ここは潮の流れが速く、船乗りには難所として知られた海域だった。
 ところが、「The Light of the Age (現世の灯り号)」が、その難所に差し掛かったとき、船長は酒を飲んで酔っていた。クリッパー船はコースを間違えて座礁する。むろん、積んでいたお酒も海の底に沈んだ。1868年 1月16日のことだったという。

 そして月日が過ぎた。「The Geelong Skindivers Club」のダイバーMr Jim Andersonが海底の難破船 (shipwreck)から「Tennent's Lager」を引き上げることに成功し、Glasgowに持ち帰った。静かな海の底で100年以上も熟成した黒ビール。11月22日にオープンする「Wellpark Brewery (ウェルパーク醸造所)」の「New Visitor Centre」でお披露目されるそうだ。
                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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若いボクサーの死で分かった頭部損傷の怖さ:命とりになることも! (BBC-News, November 16, 2018)

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 他に人生はなかったのだろうか。Scotlandのボクサー「 Mike Towell (マイク・トーウェル)」のことだ。2016年9月29日、Glasgowの「The Radisson Blu Hotel」で開催されたボクシング試合の 5回戦。対戦相手はWelshman Dale Evansであった。Mr Towellは強烈なパンチを頭に受けて、リングに倒れた。そのまま立ち上がらない。

 すぐに医者がリングに上がって応急処置を施した後、Mr Towellは「Queen Elizabeth University Hospital (クイーン・エリザベス大学病院)」の「A&E (救急救命センター)」に運ばれた。しかし、意識を取り戻すことはなく、翌日の 9月30日、息を引き取った。わずか25歳の生涯であった。

 その後、大学病院等の医療対応が適切であったのか、疑問視され、Dr Richard Stephen Cookeが、「annual boxing medicals (ボクサー年次医療検査)」、「medical records (カルテル)」、A&Eで撮った「CT scan」映像、「post-mortem report (検視報告書)」などを精査して、死亡原因は「脳内出血 (brain bleed)」と、結論づけた。

 Mr Towellは、Mr Evansとの試合前の数週間、ひどい頭痛がして「Ninewells Hospital」で「CT scan」検査の申し込みをし、「sparring (スパーリング)」も止めていたという。どうやら、以前から「chronic subdual haematoma (慢性硬膜下血腫)」を病んでいて、これが、パンチを浴びて脳内出血につながった、と Dr Cooleは見る。

 Mr Towellが病院に担ぎ込まれたとき、「不運で悲しいことに (unfortunately and sadly)」、瀕死の「致命傷 (fatal injury)」を負っていて、ほとんど意識がなく、「意識度 (level of consciousness)」を現わす「Glasgow coma scale (グラスゴー昏睡スケール)」は4 (正常値は15)だった。
 さらに、Dr Coole自身、Dr Towellと同様の状態の患者に遭遇した際には、外科手術に踏み切ることはないと話す。つまり、大学病院が外科手術を見送ったことに対して適切な判断であったとの結論だ。

 ボクサーは「head injury (頭部損傷)」を受けることが多い。傷は自然に治癒することもあれば、Mr Towellのように、古傷がさらに悪化して死に至ることもある。
 リングの上で殴り合うボクシングは、やはり命がけの仕事だった。
 
                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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「地撮り写真」はまり過ぎ:自己愛性パーソナリティ障害のリスク増! (BBC-News, November 17, 2018)

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 余りにも一つのことにこだわり過ぎると、深みにはまり、病みつきになってしまう。若い女性に人気の、「selfies (自撮り写真)」の Social media貼付も、例外ではないようだ。毎日、自分の「決めポーズ」を「Instagram」などにお披露目しては、他人の「comments (評価)」、「lipsticks or flattery (お世辞)」が気になって仕方がない女の子。
 みんなが映画スターやモデルの気分になって楽しむ。これって、本当に健全なお遊びなのだろうか。

 Swansea大学の Phil Reed教授らの研究グループは、18 - 34歳の被験者 74人に協力を依頼し、4ヶ月間にわたって被験者の「perception of self (自己認識)」調査を実施した。
 その結果、「自撮り写真」を頻繁にSocial mediaに流し続けている女性は、徐々に「self-obsessed (自分のことしか考えられない)」タイプに傾いて行き、そのようなものに関心を示さない女性に比べて、「自己愛性 (narcissism)」が 25%も高くなることを明らかにした。「自己愛」が行き過ぎると、「Narcissistic personality disorder (自己愛性パーソナリテイ障害)」になりかねない。

なお、「過度のnarcissism (自己愛)」、あるいは「自己愛性パーソナリティイ障害」の特徴は、以下のとおり。

・自己顕示力過剰(実際よりも自分の魅力・力や成果を誇示し、プライドが高く、偉ぶる)
・自信過剰(何でもできる、エキスパートであるとうそぶき、他人の意見を聞かない)
・他人と自分との区別がつかない
・他人の気持ちに思いが回らない
・他人に対する哀れみ、感謝の気持ちが湧かない
・他人の言葉・注意に傷つきやすく、激しい怒りを示す
・ほめたり、お世辞を言ってくれない人は大嫌い

 事を行なうに当たって、自分自身に「confidence (自信)」を持つことは必要だが、「他人から褒められたい気持ち」が先走ったり、人を見下すようになると、やがて、「他人の心を理解できない」パワハラ・セクハラの加害者になってしまう。
 Reed教授によると、「自撮り写真」を悦に入って、その「post (貼付)」を繰り返すと、確実に「narcissism」のレベルが上がる。

結論:「自撮り写真」の遊びに注意。自己愛の強い「性格」と、その「精神障害」とは、紙一重のときもある。
                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

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